この月を見てるのは 君と僕とあと何人いるかな。


 Past : Will 2004年04月06日(火) 


ふふふふふ、と、変な含み笑いをもらすので、何気なく顔を見たら、ものすごく幸せそうに笑ってる。


笑顔を見てたらこそばゆくなったので、無言で軽く肩を小突いてみると、笑いながら小突き返してくる。
大して呑んでいないはずなのに、もう酔ったのか。
ぐんにゃりと力無い拳を受け止めながら、俺は外に目をやった。

部屋の電気を消して、街の灯りと月の光だけで酒を呑む。
窓の外では、満開の桜がヒラヒラと音も無く花びらを散らしている。
誰にも邪魔されない思わぬ特等席。
岳が思わず笑ったのも、たぶん、その妙な贅沢さがくすぐったかったから。

空になったグラスにビールを注ごうとしたら、「手酌かよ」とツッこんで、新しい缶のプルタブを引き注ぎはじめる。
俺は缶のままでも構わなかったのに、それじゃ味気ねぇよとツッコミをいれてグラスを用意したのも、そういえば岳だ。
意外に、ジャパニーズサラリーマンチックな様式美にこだわりがあるらしい。
まあ、世界じゃサムライ流行りだし。
と、あんまり関係ないことを考えながら、ぼんやりとグラスの縁をながめていたら。

勢い良くグラスの内面を駆け上った泡が、みるみるあふれて辺りを濡らした。

「あ〜わりぃ。こぼしちった」
「…こぼしちったじゃないっての」
「ゴメンゴメン」

申し訳無さそうな声で謝りながら、そのへんに転がっていたタオルで床を拭き、たちのぼるビールの匂いに、む。と眉をしかめつつ俺の手を取る。

濡れた手は乾いたタオルの感触を求めていたのに、だが、触れたのは、さらに濡れた感触だった。
手首のあたりに滴るしずくを、ぺろっと軽く舌で舐め取り、ついで手の平、そして指先…。

「…なにしてんの?」
「…こういうのって勿体無くねぇ?」
「俺としては、花見しながら違う事もしたい。って意思表示だととりたいんだけど」

そんなことを言ってみると、岳は、しかたねぇヤツ。とぽそりと呟き、柔らかな笑みをくれ。



「どうぞ、ご自由に?」



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4月5日は満月。
枕の位置を変えて、月光浴してました。太陽ではない自然光を浴びる感覚って、何だかちょっと素敵。色々なことがあってちょっとへこみ気味だったのに、穏やかに眠りに入ることが出来ました。癒し効果、アリかも。

そして本日はミスチル『シフクノオト』フライング発売日!
待ったよ!待たせやがって!前アルバム『IT'S A WONDERFUL WORLD』は、2年前の5月10日に発売になって以来、ずっとコンポの上だもの。一回も閉まってないもの。

午後イチでタワレコに飛び込んだものの、陳列されてはおらず、JPOP→JAZZ→JPOP→MOVIE→TECHNO→CLASSICの順で試聴機ジプシーする怪しい客になっておりました。そして(恐らく)店一でゲット。

最後がHEROか…ああんタガタメー!掌は相変わらず獅子鷲ソングー!
くるみにAny、アルバムオリジナルの天頂バスもいいね。

ともかくも、ミスチルもスルメ系(聴けば聴くほど○系)なので聴き倒します。
明日から大学始まるんでお供に丁度良い♪

あ、コンサート、横浜で追加公演なのですな。
国際総合競技場かぁ…これまた縁深い(笑)
どうしようかなー。アリーナとこっちと。


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