The Finishing Touch(それから)


 Past : Will 2003年11月17日(月) 


(注:11月4日の続きです)




柔らかなくちびるを塞いで。
竦んで逃げる舌を追いかけて、絡めて。
小刻みに震える舌と、両手と、漏れる吐息が、行為に慣れていないことを走に教えていた。


「…ッあ…ッレッ、ド……っ」


ふるりと首を振って、逃げるようにイエローは後退さる。
だけど、後ろは壁。
それ以上、下がる事なんてできない。
だから諦めろよ。
キスを繰り返しながら、走は目を細める。

俺から逃げることなんて、出来ないんだから。
逃がしてなんて、やらないんだから。


「んぅ…、ふ…ぁッ」

走を見つめたまま閉じる事を忘れた瞳には、うっすらと涙が溜まっている。
その雫を指で拭って、そのままゆっくりと髪を撫でてやると、少しだけ安心したようにイエローの瞳から力が抜けた。
逃がすつもりなんてないけれど、だからって怯えさせるつもりもない。
走は一方的な快楽が欲しい訳ではない。

こういうのは、二人でキモチヨクならなければ、意味なんてない。



唇を唇で挟んで。
舌を舌で舐めて。
やわらかなキスをなんども繰り返すうち、次第にイエローもそれに答えはじめる。
わざと引いた走の舌を追いかけて、絡めて、吸って。
走のジャケットに縋る手は、やはりまだ震えてはいるのだが。
それでも、イエローは夢中で走を求めている。



「俺とキスすんの、好き?」


唇を触れ合わせたままそう聞くと、イエローは瞬時に紅くなる。
逸らして伏せた瞳を縁取る睫毛の長さは、何度見ても心臓が跳ねる。


「嫌いじゃないでしょ」


促すように口付けながら言い切ると。


「……馬、鹿…」


目元をますます染めて、イエローが上目で拗ねる。
その、瞳に。
走は追い詰めているはずの自分の方が、追い詰められているような錯覚を覚える。
もう止めてなんてやれそうにない。
加減も出来ない。
そもそもそんな気はないのだけれど。
慣れはじめた唇は、先程までのぎこちなさをなくしてもう走に応えていっている。

そのままそちらに意識を向けさせながら、右手を服の下へと差し入れた。






TO BE CONTINUED...
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服を買いに行きたい。
ゆっくり買い物したい。
古着屋巡りたい。シモキタダイカンヤマー!
セレクトショップなんかもそうなんだけど、古着屋って一期一会的な感覚があってスキ。『この服はワタシに買われる為に待ってたんだわ!』みたいな(いやそれはないだろう)
服を手に取る→ワードローブを思い浮かべる→着こなしを考えるという作業が好きで好きで仕方の無い人間にとって、古着屋はまさにパラダイス。そして服が安い!スパンコールの手刺繍モノなんて、普通に買ったら三、四万するだろうて…。スカートも安いの。フランス古着イギリス古着なんて可愛いのばっかしで皆一点モノ。

それから靴。古着屋の靴。
五千円位のヒールの付いたエナメルパンプス2、3足欲しいの。
ロイヤルブルーとイエローと。モノトーンな格好に是非。

そうそう。そういえば。
ロンドンに行ったとき、プラチナブロンドのおねいさまがしてたコーデ。
胸のクッと開いたノースリ(っていうか谷間見えまくり)に、ぴちっとしたマーメイドラインの膝丈スカート。色は上下黒。
それに、マゼンダのスエードブーツ。
バッグはエスニックテイストのワンショルダー。
…す、すげぇサマになってました。ジャパニーズには無理だわ…。
でも見習いたい!ヨーロッパ的な色使いとか!

外国に行くと、建築物とファッションにどうしても目がいってしまう。あと信号。


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