獅子鷲(通販)


 Past : Will 2003年10月02日(木) 


「ハイ、お待たせしました。毎月一度のシシワシ通販のお時間がやってまいりました」

「シシワシに関わる素敵な商品を、ワタクシ鮫津海と、アシスタントの大神月麿とで、皆様にご提供いたします」

「ぶ…ブルー…?」

「『ブルー』じゃないの!今は鮫津海!」

「あ…ああ承知した…」

「アシスタント役の草太郎がどっか行っちゃったんだもん。ちょっと心配だけど、ビジュアル的には問題無いっしょ?」

「……」

「とまあ、前振りはこのぐらいにして。さて、今日、オススメするのはこちら!」

「シシワシラブクロック!」

「時報の代わりに、シシワシがちちくりあう様が流れるという、マニア垂涎の逸品!」

「ちなみに、1時の時報は…」

 『ねぇ岳〜。チョコ欲しい?』
 『気持ち悪りい声出すんじゃねぇ……チョコ?』
 『欲しい?』
 『う…』
 『じゃあ、取りに来てよ』
 『…ん』
 『…☆』
 『…ん…ぅ…』


「この時報、毎時間毎に変わってるんですよ〜。今日は特別に、二時の時報も…」

『ねぇ岳〜』
『は?』
『好き?』
『な…何言ってんだよイキナリ!』
『いいからさぁ』
『う…好き…だぞ?』
『良かった。じゃあ今晩は肉じゃがね』


「はい。何回聞いてもラブラブで腹がたちますね★」

「さぁ、そんな鮫津さんも気になるお値段は?」

「…」

「…わ、高ッ」

「いらねッ」

「はい。こんな時計に大枚はたくヤツは、よっぽどのバカですね」

「…だね」

「…って、何言うてますのん!」

「おい月麿、なんで急に関西弁…」

「商売人といったら関西弁と、本で読んだのだが…」

「どんな本だよそれ!」

「それに、俺は京生まれ京育ちだから関西人だし…(ぶつぶつ)」

「…まぁいいや」

「というわけで。限定50個の特製シシワシラブクロックを、お買い得価格に
てご奉仕いたします!」

「ともかく、いますぐお電話を!」

「電話は………」

「どしたの?」

「す、すまん…数字が読めないのだが…」

「まだ読めないのかよ!しょうがないなぁ…」


フリーダイヤル 0120ー×××ー4484


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