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獅子鷲(荒) |
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| Past : Will | 2003年07月21日(月) | ||
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ああ、この眼だ、と思った。 自分を鋭く射抜く猛禽の瞳。 気高い荒鷲の爪そのものを思わせる、真っ直ぐな視線。 その瞳が、自分以外の者を特別にするのなら。 嫌いになれ、俺のこと。 身体中の血が逆流する程の雄々しさで。 『ねぇ…嫌いになってよ、俺のこと』 俺のこと、頭から離れないくらい嫌いって言え。 決して華奢とは言えない身体をベッドに押さえつけるのは、俺の体格では至難の技だ。両肩に全体重をかけ、両腿を膝頭で圧迫する。どくんどくん言ってる血管がダイレクトに伝わってきて、それだけで俺の中の野生が煽られる。 布越しに中心をぐっと握ると、俺の下の身体はびくびくと震えた。 『…っレッ…ド』 本当に嫌がっているその唇に、無理矢理キスをする。指の跡が残る程強く首を抑えつけ、顔を逸らすことを許さない。 性欲を感じさせる舌の動きに、岳は動揺の色を隠せない様子だった。堪えられない、とばかりにぎゅ、と瞳を閉じる。 ―しかし、再び開かれた双眸は、真逆の光を湛えていた。 上半身のバネを利用して、一気に俺を引き剥がす。勢い起こした躰は相変わらず俺の正面にある。 静かな色を匂わす瞳。 それが、ひたりと俺を見据える。 瞬間、俺は肩を掴まれ、口付けられていた。 後頭部に手のひらを回し…傾けた顔の角度と伏せられた睫毛に、俺は黙って見蕩れていた。 ゆっくりと、何度も何度も舌を絡めた。 擽るように擦り合わせ。甘噛みしては互いに互いの舌を引き入れた。 『嫌いじゃない』 『え?』 『お前が俺のことを嫌いなら、俺は好き。好きなら俺は嫌い』 俯いて顔を隠したまま呟き終えると、ぐいっと俺の襟首を掴み寄せ、吐息が掛かるほど間近で掠れる呟きをもうひとつ落とした。 『でも俺のことイチバン気にしなきゃブッ殺す』 それだけ言うと、乱れた衣服を整え、部屋から出ていってしまった。 出来る事なら今ここで殺して欲しい。 死んでしまいたいほど格好悪ぃ、今の俺。 嫌いになってよ。 オレのこと、もっともっと特別にならないのなら。 どんどん貪欲になって、戻れないところまで辿り着いてしまわないように。 ------------------------------------------------ 『嫌い』という言葉はあまり好きではないのですが。 というか、『嫌い』という言葉で片付けてしまうのが気に入らない。 あ、口で言う分には問題ないんです。文だけ。 うちは獅子も鷲も漢です…うーんうまくいかないなー。 いい夢を見ました。 ランクルに乗った鷲が獣医を駅まで迎えにくるのです。 ああ〜いいなランクル… おっきい車に乗った男の人がすきです。 もとい、男の人がおっきい車に乗っているのが好きなんです。 いいな鷲にランクル! トヨタのハイラックスサーフ(好み)でもいける気がするけれども。ただタウンユースじゃないんだよねー。 ガオ的車考察、なんてどうでしょう。鮫はミニかなー。 |
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