人工呼吸と初キス。


 Past : Will 2002年10月21日(月) 



授業を受けている最中にふと思い出した話。


救命救急。
特に心配蘇生法。
学校教育で義務付けてるらしく、誰もが一度はとおる道。

運転免許やら、各種ライセンスを取得する際にも義務付けられているらしく、講習があったりします。

自分も、中学、高校、大学それぞれの体育の授業と、自動車学校で経験し、持ち前の肺活量で、ちょっと得意分野です。肩を叩いて『大丈夫ですかー?!誰か来てください!』というところからばっちりです。

さて。


皆さんの人工呼吸の相手は誰でしたか?


大抵の人はこういうでしょう。


『人形』、と。


この人形、心配蘇生法訓練の相手としてはベストパートナー。息を吹き込めば肺が膨らむし、心臓マッサージをする時には内臓のメトロノームでテンポを量ってくれます。

さらに高価なものになると、自分の吹き込んだ息は足りていたか、心臓マッサージは弱すぎなかったか、的確なリズムで施せていたかということを証明するようなグラフがわき腹のあたりからベロベロと出てきます。ちょっとシュール。

一台200万、もしくはそれ以上と値が張る為、授業の為に用意される人形は一度に多くても20体程度でしょうか。それ以上用意されていたら、かなり裕福だと言えます(ほんとかよ)


しかし、世の中には貧乏な学校もあります。


『人工呼吸の相手は?』


自分が中学校の同級生に尋ねたら、彼らは十中八九こういうでしょう。


『友達』


そう、中学三年生の時、自分らは対生身人間で心配蘇生法の技術を学んだのでした。


横に二つ並べた机の上に横になり、目を閉じて唇にキスを受けるのを待つ。―勿論自分の口と相手の口の間には薄いガーゼやハンカチが挟まっていたわけですが。
しかしただのキスじゃなく、口をあけて息を吹き込みそれをじっと受け止めるというオプション付。


ハンカチを忘れた組はもちろん…

…そんな訳で、自分の友達には『人工呼吸がファーストチュウだった』という漫画のような体験をした人間が平均よりも多いのです。


…勿論男同士でも。


っていうか自分含めて皆、この実習嫌がる風でもなかったな。むしろ楽しんでいた。恐ろしい学校だ…


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