| 2004年03月18日(木) |
OVA「アンジェリーク」上巻 |
コーエーのネオロマンス10周年企画として作られたアニメ「アンジェリーク」。 主人公はアンジェリーク・リモージュ、つまり金アン。ゲーム「アンジェリーク デュエット」をベースにした、候補アンジェリークとロザリアの物語です。
既に主人公はコレットからエンジュに移っている今、きっと買う人を選ぶだろうな〜と思いつつも私にとっては非常に嬉しい企画で、心からありがとうコーエー!と言いたい!たとえ値段が高くても!…いや、やっぱ安い方が嬉しいけどね☆←本音
さて、ではネタバレ感想いきまっす。
まず絵です。これは殆ど文句なし。非常に綺麗です。作画の崩れも殆ど見られないし、製作側としても多少は気合いを入れたのかな?と思われます。 由羅さんの原画のままに再生するのは無理だとしても、あそこまで頑張ったのなら及第点をあげて良いのでは?というのが正直な感想。中・下巻も頑張ってほしいものです。
そしてストーリー。これもまあ、ほぼ忠実かな、と。リモとロザが聖地に召されるところから始まり、2人の会話とか初めての守護聖との対面シーンとか、ゲームを思い出してホロリとしてしまいました。 ただ、途中に入るエピソードが…。 寄り道したアンジェが偶然オスカーと出くわすシーンがあるのですが、観ながら「オスカーなのか…やっぱりオスカーなのか!?」と突っ込まずにはいられませんでしたよ。 オスリモ…というほどではありませんが(というか、オフィシャルの話だからラブラブはないと思うけど)オスカーってやっぱキザ男だよな〜と再確認。リモージュが翻弄されてます。あんなウブな乙女が試験期間を経て女王に就任した途端にはっちゃけ女王になるのが理解不能と言うなら、そのあたりがツッコミどころかと(笑)
まだまだ序盤なので、どこまでゲームを忠実に再現してくれるのか楽しみ半分、不安半分というところです。 個人的には、リモージュはお気楽極楽能天気娘、ロザリアは高ビーでキツイけどリモを放っておけない苦労性、という感じが出ていて、割とゲームに近いキャラに出来上がってると思いました。 まあ欲を言うなら、ロザリアの高飛車笑いをシナリオに入れてほしかったな〜と思いましたが…。DVDの最後に入ってる声優さんの座談会で、三石さんも「ロザリアって『オーホホホ』って言ってた気がする」と仰っていましたが、まさにそれ。あの高ビー笑い、補佐官になると聞けなくなるから入れてほしかったんだけどな(笑) それは少し残念でしたが、とにもかくにも、ロザリアが美しくて可愛くて…ああウットリ。動いて喋る可愛い候補ロザリアを拝める日が来るなんて思ってもいなかったので、私にとってはそれだけで幸せ♥
守護聖たちもほぼ文句ない仕上がりです。声優さん達は皆お馴染みの方なので今更心配いらないし、唯一後で加わった田中クラヴィス様も全く問題ありませんでした。ルヴァ様の顔をもうちょいお醤油顔に描いてもらえると更に嬉しかったり…まあこれは個人的なことですが。由羅さんのルヴァ様って微妙なバランスだからね。あんな風に素敵に描くのは難しいですよね。 女王陛下&ディア様も久しぶりで嬉しいです。次巻はパスハ&サラも登場することを希望。(今回パスハさんは姿だけ登場で声なしでした) これでチラッとでも良いからカティス様が出て来てくれたらな〜。コーエーに99点あげてもいいんだけど。(残り1点は、やはり由羅絵ではないので…) 久しぶりにCDドラマを聞きたくなってしまいました。
OPアニメ&歌も良いです。リピート再生したいくらい。EDは2HEARTS(立木さんと森川さんのユニット)の「夢のありか」(バラードVer.)でした。この歌良いですよねー。2人とも歌が上手だし。
最後に。 文句じゃないのですが、ひとつだけ言わせてもらうなら、大陸の名前はやっぱり2人に決めてほしかったと思います。ゲームってそういう設定でしょ? 今回のアニメではディア様が勝手に決めちゃってます。ディア様が決めたというより、多分元々決まっていた設定なのでしょう。 でも私は、2人の大陸への思い入れを確かなものにするためにも、名前をそれぞれで決めてほしかった。 敢えて残念なところを挙げるなら、そこだけです。
久しぶりに心が10年前に戻ったような気がして、アンジェを純粋に大好きだった頃の気持ちを思い出しました。今でも勿論好きですが、色々とビミョーな感情もあるので…(笑) 教官・協力者が全く出て来ないのは確かに寂しい気もするのですが、私の原点はやっぱりリモージュとロザリアなんだなーと、アニメを観て再認識しました。
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