人恋しくて 一人も好きで
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2006年03月16日(木) 愛 それは悲しく

ヅカファンの後輩Mちゃんに誘われて、東京宝塚劇場での星組公演
『ベルサイユのばら』(フェルゼンとマリー・アントワネット編)を観て来ました。
今年はマリー・アントワネット生誕250周年にあたるのだそうです。


『ベルばら』は私たちの世代の女子なら、誰でも一度は読んだことがある
有名な少女漫画ですね。でも、同行した20代の派遣社員のCちゃんは
「実は私、一度も原作を読んだことがないんです…」と告白してました。
なんとなくショック。


断頭台を一歩一歩登っていくマリー・アントワネット役の白羽ゆりさんが
とても凛々しくてかっこよかったです。バスティーユの戦闘でオスカルが
命を落とすシーンは、つい目がうるんでしまい…あぁ。


オスカルが、上官から「女のくせに」などと恫喝された直後に
「女が意見を言ってなぜ悪い!」とくってかかるシーンを見て、
ひょっとしたらオスカルは総合職女性のはしりなのかもしれないなぁ、
と思ったり。女性らしさを捨てて男性並みに仕事に打ち込むタイプの働く女性ね。

そんなことを考えながら観劇していたせいか、この舞台のオスカルは
想像していたより女っぽいオスカルのように感じてしまいました。



歌舞伎の女形が、ある意味究極の女らしさを体現しているとすれば、
宝塚の男役は、女性の王子様願望を100%満たしてくれる男性を演じている
のでしょう。まさに少女漫画のヒーローを表現しているというか。


もっと若いころに宝塚の舞台を観ていたら、少女漫画好きの私は
意外とヅカにハマってしまったのかもしれません。
今はさすがにスレてしまって、役者さんたちのセリフに出てくる
「愛」という言葉の多さにこっぱずかしくなる一方でしたが(苦笑)。




あ、そうそう、劇中でモンゼット侯爵夫人がオスカルに向かって
「あら〜ん、計算……あら〜ん、けいさん……アラン・ケイさん」
というセリフを喋って笑いをとるシーンがあったのですが、

「なぜ、ダイナブック構想のアラン・ケイと宝塚と関係があるのだ?」

と舞台中ずっと頭を悩ませていたのですが、オスカル役の役者さんの名前が
安蘭けい (Kei Aran)なのですね。紛らわしい芸名をつけないでくれよ……って、
そんな誤解をするのは私だけかしらん。てへ。







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