解放区

2014年08月20日(水) 地蔵盆について

先週末に地蔵盆を行う町内が多かった。まあ、週末がお盆そのものだったのだからと思う。

そんな地蔵盆の京都の町中は、ただでさえ一方通行だらけの道路が地蔵盆であちこちで分断されてしまうので、いつもこの季節はてめえは帰宅するのにも一苦労する。

一方通行の道をバイクで走っていると、その途中で「地蔵盆につき、車両の通行はご遠慮ください」と道路が塞がれている。一方通行なので、しかたなくバイクのエンジンを切ってとぼとぼと元来た道をバイクを押して歩く。

そして別の道を走るとまた同じ光景が。笑 まあ、ええわ。


てめえも去年、持ち回りで町内の地蔵盆の役員をしたので、その大変さはよくわかる。洛中の町内に一つずつある地蔵の掃除とお花の世話を年中行い、花が枯れそうになったら買い直す。一応花代は町内の予算から出るが、正直全く足りない。そこは暗黙の了解で自己負担になる。

そして一番大変なのが地蔵盆そのもの。坊さんの手配から道路をせき止めるための許可証を警察署にもらいに行くことやら地蔵盆のタイムスケジュールを決めることやらお菓子を買うこと、ゲームの景品、夜の花火の手配まで全部行った上で、全部領収書をつけて清算する。

坊さんの手配や警察署などは今までのやり方を踏襲するしかなかったが、その他景品などは、てめえの得意なネットで手に入れた。それでかなり予算も縮小できたし町内にある程度の還元を出来たのではないかと思っている。

夜は花火と、子供のために紙芝居を読むことにした。共にてめえの町内の今までの地蔵盆では行われたことがなかったのだが、妹や弟や娘をそれなりに育てて来たことのあるてめえはこれが一番子供が喜ぶだろうという勝算があった。

花火はネットよりも卸売りの方が安くで大量に手に入ったので、卸に買いに行った。紙芝居は今回限りなのが明確なので、近くの図書館に借りに行った。幸いなことに、近くの図書館には紙芝居が山盛り置いてあった。


地蔵盆当日。当日は朝6時に設営が始まる。てめえの家の真ん前にあるお地蔵さんの前にテントを立て、町内の子供の名前が入った提灯をぶら下げる。これがてめえの家の真ん前になるので、この間てめえの家から自転車すら出せなくなる。

設営のときには、町内にこんなに人がいたのかと思うくらい多くの人間がどこからかわらわらと集まって来たので、一瞬で設営は終わった。

その後朝と昼も行事が山盛りあるけど飛ばす。笑 行事の時間になると、鈴を鳴らして町内を練り歩くのが楽しかったぜ。

夜。もう皆さん食事も終えた時間に、再度鈴を鳴らして町内を歩いた。鈴の音を聞いた大人と子供がわらわらと出てくるが、主人公は子供たち。

みんな集まったところで、紙芝居を始めた。初めての試みだったので大人たちも興味津々だったのだろう、てめえは珍しく気合いを入れて紙芝居を演じた。ありがたいことに子供だけではなく大人にも喜んでもらえたので、トライしてみてよかったと思う。

その後、みんなで花火をした。もちろん住宅街の中なので打ち上げなどは出来なかったが、子供も大人も楽しんでもらえた。花火に興奮する子供を肴にビールを飲む大人たち。笑 道路は封鎖しているので車が来る恐れもなく。




実は今日は今日の往診の話を愚痴ろうかと思っていたのだが、そのさわりとして地蔵盆の話を書き始めたらそれだけで燃え尽きてしまったぜ。ワイルドだろ。


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