夜空のかたすみ

という曲がある。
Runt starのファーストアルバム「First light」の8曲目に
収録されているのだが、わたしはこの曲を聴くと
自然と心が落ち着くのである。
まずイントロが良い。
軽やかで浮遊感のあるしっとりしたキーボードの音から始まるのだが、
この音を聴くたびに夜空をふわりと飛行しているような
そんな気分になる。その後はRunt star独特の
美しいメロディーが続くのだが、途中の間奏で流れる
キーボードのメロディがまた良いのである。
そして次の曲「午後の街へ」に続くアウトロ。
次に始まる「午後の街へ」躍動感溢れる曲のため
非常にムードあるこの曲が対照的に聞こえるのだが、
この名曲がRunt starのベスト版に収められていないという。
レーベル主体で出したためにアーティストの意向が
入っていないため仕方の無いことなのだが、
昨年の彼らのワンマンで見せた夜空のかたすみ〜午後の街へ
と続く流れを見たものなら納得の行かない選曲であることは
容易に想像できる。
2005年05月28日(土)

Dag Soliloquize / tsuyo