めでたくねぇよ

日本アカデミー賞はデキレースです。
まず「日本アカデミー賞」なんていう名前が爆笑モノですが、
それはここでは置いておきましょう。
さて、何故デキレースか?
まず受賞作品を見てもらうとわかるんですが、
DVDのリリース日が近い作品の受賞頻度が高いわけです。
要するに映画会社の利権が物凄く絡んでるわけなんですね。
もちろん映画会社のみならずその映画に関連しているスポンサーや
制作に絡んでいる会社の思惑が見え隠れしているわけなんです。
しかし、これだけではありません。
この日本アカデミー賞のシステムは「日本アカデミー賞協会会員」なる人たちが
投票をして決めるわけなのですが、この会員という人たちの大半が
映画会社の社員だったりする訳なんですね。
そうなると自分の会社の利益になるように、つまりこれからリリース
もしくは最近リリースしたDVDの宣伝になるように会社の方から
お達しが来るわけなんですな。
いわば販促用のイベントのようなものだから権威も信用もありません。
こんな賞で喜ぶ映画ファンの皆さん、目を覚ましてください。
本場のアカデミー賞とは大きな隔たりがあります。
そして現在の邦画のシステムの欠陥に気付いてください。
賞をもらうべき素晴らしい作品はもっと他にあるはずです。
では最後にこの賞がどれだけ馬鹿げた賞であるかを効果的に表した
ある出来事でこの項を締めたいと思います。
2002年の授賞式でのこと。この年は行定勲監督の「GO」が賞を総なめでした。
総なめするにふさわしい素晴らしい作品であり、最優秀作品賞の受賞は
ほぼ間違いないと思われていました。しかし事件は起こりました。
最優秀作品賞の受賞作品はなんと「千と千尋の神隠し」だったのです。
「GO」関係者は騒然。「そんなアホな」という顔でありえない展開を
呑み込めずにいたのです。流れ的にあまりにも不自然すぎるのです。
では何故このようなことが起こったのか?
答えはこの授賞式の時間から少し遡らなければなりません。
この授賞式の数週間前。とある有名な外国の映画祭で「千と千尋〜」は
大賞を取ったのです。このことは日本でも大きなニュースとなり
話題をさらっていきました。日本での映画の賞の最高峰と自負している
(そんなことは絶対にありえないのだが…)この賞が海外で評価の高い
「千と千尋〜」に賞を与えなければ賞の質が問われる上に
話題にも乗り遅れてしまいますよね。そのため「GO」の受賞資格を無視して
「千と千尋〜」に無理やり賞を与えてしまったのです。
所詮それくらいの薄っぺらい賞でしかないのです。
だからめでたくも何も無いんですよ。
2005年02月18日(金)

Dag Soliloquize / tsuyo