湿度は心の曇り具合

雨が降ると地下街は意外と地獄になりやすくなる。
空調が上手く効いている地下街であれば問題は無いが
人通りが少なく空調も真面目にやっていないのではないかと
感じる地下街ではこの効果が如実に現れる。
西梅田から福島に通じる地下街がこれにあたる。
空調を真面目にやっていない地下街は自然、空気の循環が悪い。
その為空気も濁ってくる。これに加えて降雨による湿気である。
湿気が地下街に充満し、これが留まって動かないのだから
歩いている人間の不快指数は上がる。
ましてや歩いている人間は運動をしているわけだから
当然のように熱を帯びてくる。体温を下げようとするために
汗をかくわけだが、湿度が高いと汗はなかなか乾かない。
汗が乾かないということは汗が蒸発することによって
体内の熱が発散できないわけだから体内の熱はこもってしまう。
こうなると歩いている人間にとっては地獄だ。
ジメジメしている上に汗は乾かない、暑苦しいの三重苦。
雨に濡れないから便利に見える地下も意外と弊害が多いものである。
大正期に東京を地下都市にしようとした寺田寅彦先生は
この三重苦を味わったらどのような言葉を発するだろうか。
2004年08月23日(月)

Dag Soliloquize / tsuyo