回帰現象

昨日の日記で書かなかったのだが
ピロウズのセルフカバーアルバムを買った。
実のところ昨年のアルバムがあまり気に入らなかった自分としては
今後の展開を占う上でこのセルフカバーの出来を見て
自分のピロウズに対してのスタンスを決めようと思っていた。
で、一聴した感想。「良いではないか」
未発表曲を含む6曲がすべて聴きやすい。
特に1曲目のLIBERTYは白眉ともいえる出来だ。
ライナーノーツを見ると第2期の時の作品らしい。
第3期が素晴らしすぎるためにとかく悪く言われがちな第2期だが
第2期の楽曲が決して悪かったわけではない。
1曲1曲の出来は粒揃いでなかなか聴き応えがあるのだ。
もちろんサウンドに多少の迷いが見られるものの
メロディーの美しさは健在で悪く言われる筋合いはない。
第3期が良すぎるが故に霞んでしまった好例である。
そんな次期の曲をセルフカバーしたのでこれが見事にはまった。
良い、実に良い。こんな曲が未発表なのだから侮れない。
もっとも、Tiny Boatのアレンジはオリジナルの方が好きなのだが…。
このアルバムを聴いて確信したのは
「やっぱり昔のピロウズは良い」ということである。
今のピロウズに関しては正直何とも言えないのが現状だ。
どことなく深みというか往年の鬼気迫るものが薄れており
何かが足りない、というように感じてしまう。
この「何かが足りない」という状況を次のアルバムで打破できるかが
今後の彼らのキーポイントになるに違いない。
2004年06月23日(水)

Dag Soliloquize / tsuyo