壊れゆく世界

三条京阪駅前のBook○ffで壊れゆく日本の実情を見た。
そう、あれは3日前のことだった。
待ち合わせの時間に早く着いたので暇つぶしに
駅前にあるB○ookOffにでも行くかと
行ってみたらとっても不愉快になった。
まず一階はコミックコーナー。
ここは素通りした。行ったところで客層は知れている。
これから酒を飲もうという時に不景気なツラは見たくなかった。
で文芸書及び文庫本その他マンガ以外が置いている3階に。
まず店員の馬鹿でかい声に疑問を感じた。
普通のお店であれば元気が良いということで好印象かもしれないが、
ここはまかりなりにも本屋である。本屋というのは
図書館ほどではないにしてもデリカシーの必要な空間だ。
馬鹿でかい声というのは本を選んでいる客の神経を逆撫でする。
おまけにその店員の馬鹿でかい声と言うのは常軌を逸している。
耳をつんざく様な大声で半ば客を威嚇しているかのようだ。
これではゆっくりと本を選べるわけも無い。
おそらく声だけでなく頭の方も馬鹿なんだろう。
しかしそれにしてもここは本の価値というのを
わかって買い取っているのだろうか?
私は唐沢俊一のような古本マニアではないが、
ちょっと低すぎる評価だ。多分買い取りマニュアルか何かで
機械的に買い取っているのだろう。初版本とか関係なしだ。
まぁ、105円コーナーにごっそりと渡辺淳一の本があるのは
ある意味正当な評価なので笑ってしまったが…。
しかし面白いことにトンデモ本がズラリと並んでいるのは
果たして狙っているのか、無知なだけなのか見当もつかない。
あまりにも店員のでかい声がウザイので2階に向かうことにした。
なんでも店内放送によると2階のCDコーナーは
大変充実しているとのこと。
ちょっと期待して2階に向かうと入り口には写真集の山。
いや、そんな水着の写真集を大量に置かれても
入りにくいんで困ります。
その時点で行くのを辞めようかと思ったが
何ぞ良いCDがあるかもしれないと思い行ってみると
いや、これが品揃えが悪い悪い。
何故イギー・ポップのCDが一枚も無いのだ!
いや、まぁ、それは冗談にしても
ここのコーナーに溢れているのは倉○麻衣だのモ○娘。だの
お金を積まれて貰ってくださいと頼まれても
「嫌です」と即断りたいようなCDばかりである。
明らかに誇大広告である。JAROの出動である。
いや、待てよ一般の人々の感覚からいえば充実してるのか。
自分の趣味が特殊なのだと自分に言い聞かせていると、
ここの階の店員もなかなかに問題の多いことが発覚した。
大声は大声でも上の階の店員はまだ仕事をしているだけマシだ。
ここの階の店員は大声で私語を話しているのである。
何も私語を話すなと言うわけではない。
しかし場をわきまえるTPOというのは客商売なのだから
当然社会常識として必要であろう。
しかしこの階の店員はそんなことはお構いなしである。
大声で喋る喋る。しかも無茶苦茶プライベートな内容を。
どうやらここはバイトの教育がなっていないらしい。
しかし大声は店員だけではない。
サントラコーナーでは挙動不審気味のいかにもな男二人組みが
大声で映画の批判をやっている。したり顔で
「俺たちはわかっているんだぜ」
みたいな話し方がとてつもなく不快だ。
映画はわかっているかもしれないが常識はわかっていないようだ。
しかし他の客もみな挙動不審気味で常識を激しく逸した
アヤシイ人たちばかりなのである。
エスカレーターで降りようとしてもそんなアヤシゲな客ばかりで
ハタと気が付いた。ここはそういう人たちの溜まり場だったのだ。
私はそのことに気づくのに遅かったが勤めているバイト君たちは
半ばヤケクソ気味で大声を出していたのか…。
私も毎日あんな客を毎日相手にするのなら発狂しそうだ。
自分が発狂しないために精神の均衡を得る唯一の手段として
大声を出していたのか…全ての謎が客を見て解けた。
……………まぁ、冗談はここまでにしておこう。
客も店員もみんな壊れているこの店だが、
実は私はBo○kOffは嫌いだ。
日本の出版業界の不況の原因の一つはこのB○okOffに
あるといっても過言ではない。
あのように価値もわからず大量に売ってしまえば
定価で売っている本屋は売り上げが当然落ちる。
新品が売れなければ当然出版社も利益が上がらない。
本は売れない、利益は上がらない、古本だけは
循環しているという悪循環を生み出す原因になっているのだ。
おまけにこの店舗は全国に大量チェーンを持っているから
全国的にこの状況が生まれている(と思う)。
古本という業界は出版業界の網の目をカバーするという点で
必要な業種ではあるが、決して日の当たる場所に出てはならない。
陰ながら出版業界をフォローするのが本来の目的である。
それが親元を滅亡の危機へと追いやっているのである。
寄生している虫が宿主の栄養を吸いきってしまえば
自らも命を落とすことになるということに気づかないのだろうか?
店内放送を聞いたところによると全国に一千店を目標とする
ヒグチ薬局のようなことを言っていたが、そんなことをすれば
衰弱の一歩を辿るのは目に見えている。
自分たちが寄生虫であるということに気づいているのだろうか?
2004年03月28日(日)

Dag Soliloquize / tsuyo