回想

以前も書きましたが寒い時に聴くpillowsの
「Please Mr.lostman」は格別の物があります。
そして、今更ながらに思うのですが、
このアルバムはやっぱり大傑作なのではないでしょうか?
アルバムの完成度もさることながら、
1曲1曲が全てシングルカット可能な程のクオリティを持ち
とても深く味わいがありながらも聴きやすい楽曲は
今聞いても色褪せないものばかりです。
改めて聴きなおしても新たな発見があったりと
本当にとてつもなく凄まじいアルバムだと僕は思います。
pillowsに興味のある友人にこのアルバムを貸すと
たいていハマってしてしまうそんな魔力を持っています。
そこでふと思い出したのですが、
少し前、友人に元気を出してもらおうとベストアルバム
「Fool on the planet」を貸したのですが、
感想は「何ともいえん感じ」だったのです。
この「何ともいえん感じ」というのは多分微妙という意味でしょう。
別にハマってもらおうと思って貸したわけではないのですし、
個人個人で音楽の趣味に違いがあるということも
重々わかってはいましたが、それでも
やはりpillowsの良さが伝わらなかったのは少しショックでした。
ただ、もし「Please Mr.lostman」を貸していたら
結果はどうなっていたでしょうか?
もしかしたらpillowsの良さが伝わっていたかもしれません。
そう思うともう一度リベンジさせて欲しいなぁと
迷惑な考えが頭をよぎったりします。
とりあえずこの「Please Mr.lostman」というアルバムは
pillowsに興味がある人にとっては入門にピッタリのアルバムであり、
後に続く「LITTLE BUSTERS」「RUNNERS HIGH」「HAPPY BIVOUAC」
という傑作アルバムの流れを体感するのに丁度いいかと思います。
是非ご一聴を!

P・S このような大傑作アルバムをリアルタイム(97年1月21日発売)
   で聴けたことは貴重な体験だったのかもしれません。
   そういや、入荷日に飛んで行ったもんね。懐かしいなぁ。
   発売日が待ちきれなかったもんなぁ。んでもって
   買った次の日に珍しく雪が積もってタイトル曲が
   冬の冷たさとあいまって絶妙の雰囲気を生み出したんだっけ。
   ホント、良いアルバムだ。
     
2003年01月13日(月)

Dag Soliloquize / tsuyo