| 2004年09月21日(火) |
至福の時間をパンダと共に。 |
昨日の天気予報が曇りのち雨だったので、とりあえず午前中に1番の目標である パンダを堪能しよう!と思ってたのに・・・。
嵐のような激しい雨の音に、思わず6時に起床。 カーテンを開けるとものすごい土砂降り。 かなしい・・・。 アドベンチャーワールドのパンダは屋外で遊んでいるので雨が降ったら見られない。 遠くの空が少し明るいのだけが希望なんだけど・・・。
私が心配でいてもたってもいられないのにK氏は一瞬目を覚ました後 平気でぐーぐー寝てしまった。 仕方なく音を消してニュースをはしごしてもどのチャンネルでも雨予報。
いよいよ悲しくなって眠ることもできなくなったので思い切って温泉に入ることに。 今朝も誰も入っていなくていい気持ち。 しかも、風呂から外を眺めていると徐々に雨が上がってきた! これはいけるか・・・?!
ところが7時半に朝食を食べ始めたら(ちなみに部屋食でした)、何と再び雨が・・・。 いったい何なんだこの天気は〜。
心配しつつ9時前にホテルをチェックアウト。 いつの間にかまた雨はやんでいた。 ホテルからアドベンチャーワールド行きのシャトルバスがあるというので 発車時刻までロビーで待機。 ふと窓の外を見ると、庭にある池になぜかフラミンゴとペンギンがいた。 ペンギンなんか飼ってるのかな?
シャトルバスに乗ったのは私達2人だけ。 しかも道中天気が徐々に回復していき、結局到着した時には夏みたいな暑さと照り。 よかったよ〜。
何となく田舎の動物園を想像していたけど、アドベンチャーワールドは そんな予想をくつがえすかなり近代的な作り。 入り口付近にショッピングモールが設けてあって、園内もパンダランド、 サファリランド、イルカランドなどなど別れているところが何となく ディズニーランドっぽい感じ。
入園後、まずはパンダ舎の中を見られるというバックヤードツアーなるものに申込。 1日限定30人で1人2000円。
そしてお待ちかねのパンダランドへ。 実は昨日K氏が「双子の1匹は中国に帰った」と言ってたので、双子を見るのを 期待していた私はかなりガッカリしていた。 でもどうやら中国にいったのは、双子の兄弟のお兄さんにあたるパンダで、 双子ちゃんはちゃんとアドベンチャーワールドに残ってた!
テレビで見た時は屋外にいたパンダちゃんたちは、ガラス張りの屋内にいた。 天気に一喜一憂してたけどちゃんと見られるようになってたのね。
ガラスの外からのぞいてみると・・・なかにはお母さんパンダと双子ちゃんが! もうあまりのかわいさに大興奮。 どんな動物でも赤ちゃんはかわいいけど、パンダの赤ちゃんのかわいらしさに 勝てる動物はいないかも。
母親の梅梅はのんびり笹を食べている。 双子ちゃん達(隆浜と秋浜)はその横で楽しげに動きまわってる。 パンダって動きがのろい印象だったけど、双子ちゃん達はすごくアクティブ。
ころころ転げ回る。 母親をよじ登る。 母親の笹をとりあげてかじる。 滑り台を滑り降りる。 ブランコに乗る。 木に登る。それも細い木に2匹で登って1匹は転げ落ちる。
・・・こんなに動いてるパンダ見たことない!
しかも上野動物園と違って見物客が少ないので「立ち止まらないで下さい」なんて 無粋なことを言われずに、長時間動かずにじっくり見ていられる。 いつまで見てても飽きない。
11時から双子ちゃんのミルクタイム。 なんとほ乳瓶を自分でもって飲むのだ〜。かわいすぎる。 しかも1匹はまだうまく飲めないらしく、飼育員のお姉さんに何度も持ち方を 直してもらってて、それがまたかわいいのだった。 ちなみに、後から聞いた話によると、双子ちゃんはまだ離乳が終わっておらず、 笹を食べていたように見えたのは、母親の真似をしてかじってただけらしい。
ところで、こんなにかわいく母親にじゃれる姿を見られるのはあとわずか。 パンダは本来単独行動するため、双子ちゃんもあと一月ほどで母親とは 別の部屋になるらしい。 無理して見に来てよかった!!
12時からは先ほど申し込んだバックヤードツアー。 最初にビデオを見ながら説明を受け、そしていよいよパンダと御対面! 今回見せてもらったのは、良浜(ラオヒン)というメスパンダ。 檻越しとは言え、こんなに近くでパンダを見ることができて感激。 だって1メートルもしないところに生パンダがいるんだよ〜。
飼育員さんがいろいろ説明する合間に良浜に好物のリンゴや人参をあげる。 そうやってパンダが檻の前面に来るようにしておいてくれているというわけ。 良浜は1つもらってもすぐに食べ終わり、おねだりして手を出す仕草がまたかわいい。 しかも、なかなかもらえないと、檻の外にある鍵を手でガチャガチャとならして 餌を催促するのだ。 結構頭がいいみたい。 しかも、かわいくてもさすが熊の仲間。鍵をならす力は相当強かった。
飼育員さんが良浜の排泄物を見せて、匂いをかがせてくれる。 全く臭くなくてお茶みたいな匂い。 パンダはもともと肉食動物なので、いくら笹を食べてもほとんど消化できないから 排泄物もほとんどお茶の出し殻みたいなんだって。 これじゃほとんど栄養は取れませんな。
ちなみに良浜は人間でいうとギャル年代で、パンダとしては相当のべっぴん顔らしい。 飼育員さんは来春には良浜が娘を出産するのを期待してるみたい。 私も期待します〜。
ツアー後に昼食、オムレツライスを食べた。 おいしいけど、この後も予定がてんこ盛りなのでゆっくり食べてる暇はない。
食事後はオルカショーからスタート。 でもオルカのご機嫌が悪かったらしく、ほとんど芸はしなかった。 何とか場をつなごうとするナレーターがとても哀れだった。
お次はペンギンの散歩。 5匹のペンギンがえっちらおっちら歩いてくる。
そして、次はふれあい広場という動物を触れる場所で様々なイベントが。
タマリンという体長20センチくらいの小さな猿を抱かせてもらったり、 カバの子供を触ったり。 カバの皮は思ったよりも柔らかくてぶよぶよしてた。
2羽のモモイロペリカンの餌やりは、飼育員さんが次々に投げる魚を ことごとく一方がキャッチしてしまっていた。 途中から客も餌を投げさせてもらえたので私も投げたけれど、2回投げて2回とも 強い方に取られてしまった。
その次はモモイロペリカンの横にいたコツメカワウソのフィーディングタイム。 おねだりポーズがキュート。
散歩するミニブタに遭遇しなでさせてもらう。 こちらはカバと違って毛が固め。
そしてアザラシの調教体験をやらせてもらう。 指をたてるとアザラシが鼻を「ぶー」とならせ、手をふるとアザラシも手を振る。 うまく出来たらご褒美に魚を投げてやるというもの。 しかしアザラシはちょっとご機嫌斜めで反応がいまいちだった。
これでふれあい広場でのイベントは一段落したので、今度はケニア号という名前の 電車の形をした車にのってでサファリワールドを鑑賞。 ライオンやらチーターやらがいて結構な迫力。
4時になり、閉園時間まであと1時間と迫ってきたので、お土産を物色。 土産物屋の横でライオンの赤ちゃんとの記念撮影会をやっていたので撮ってもらう。 実は、昼間から撮影会があったのは知っていたのだがあまりに混んでたので諦めたのだ。 でもこの時はさすがに列がなくなっていて並ばずに撮れた。 しかし、こんなに長時間撮影してたんじゃいくらライオンと言ってもちょっと 疲れたんじゃないかなあ。 初めて触ったライオンの赤ちゃんは何となく羊の子供みたいだった。
その後、海獣館でペンギンやラッコなどを見たところで閉園時間に。 1日では全てを見て回ることは出来なかった。 ・・・午前中の全てをパンダランドで費やしたからかもしれないけど。 アドベンチャーワールド、本当にすばらしい場所です! 動物好きならぜひ1度は行ってみるべき。 南紀白浜空港から羽田まで飛行機で1時間だしね。 私も絶対また行きたい!
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