サボテンは歌う。

2004年07月23日(金) 京都旅日記��

今日から3泊4日でK氏と京都旅行!

10時に東京を出てのぞみで一路京都へ。
新幹線の中で最終的に旅行プランを練り直す。
この段階でせっかく作った旅のしおりからずいぶん予定が変わってしまった。
でも予定は未定ですから。


▼京都着
12時半頃無事京都駅に到着。
やっぱり暑いなあ。
でもここのところ関東も異様な暑さが続いてたからそんなに差は感じない。


▼天龍寺「篩月」で昼食
山陰本線で嵯峨嵐山駅へ。
どの電車に乗ればいいのかを事前にチェックしてきていたのでスムーズな移動!

嵯峨嵐山駅からは徒歩で天龍寺へ。
あまりに日差しが強く、付けてきた日焼け止めが効かない感じ。
そう言えば炎天下でたくさん歩くことになるんだからもっとSPFの
高いやつにするべきだったのね。
日傘を買おうと思い立つがいいのが売っていなくて買えないまま。

今回昼ご飯を食べたのは、天龍寺内の精進料理の店。
私の使ってるクレジットカードの優待があるので事前に予約しておいた。

境内の中にあるその店は結構本格的な門構え。
しかもかなり広い個室に通され、赤い毛氈の上で食事することになってたのでびっくり。
うーん、いかにも京都って感じですなあ。

精進料理っていうと質素なイメージがあったけど、肉魚を使っていないってだけで
かなり豪勢な料理だった。

冬瓜、ジュンサイ、すだちの入った素麺がとっても美味。
サービスでグラスワインがついていたので既にちょっといい気分。






食事の後、天龍寺内を散策。
蓮が一面に咲いている池があってきれい。


▼買い物三昧

四条烏丸のホテルにチェックインして荷物を置き、日焼け止めを塗り直す。
SPFの高いやつを京都駅で買い直したのだった。
それくらい日差しが強い。

ここからはお待ちかねの買い物タイム!
と言っても、この後貴船に行く予定がある上、京都の店って閉店時間がどこも6時くらいと
異様に早いのでそんなにのんびりもしていられない。

と言うわけでいろいろ見て回るのではなく、どうしても行きたい店だけをピンポイントで
回ることにした。

まずは「くろちく百千足(ももちたる)店」。
何を隠そう烏グッズを集めている私は、ガイドブックでくろちくで烏堂というブランドの
烏のマーク入りのグッズを売っているというのを読んだ時から絶対この店に行くと
決意していたのだ。
ところが、くろちくに行ってみると、烏堂のグッズは化粧品しか置いていない!
お店の人に聞いてみると、烏堂では化粧ポーチとか鞄とかのグッズの製作はやめてしまい
今は化粧品しか売っていないとのこと。
この化粧品もブルーの瓶で烏のマークがついててかわいいんだけど、欲しかったのは
ポーチとかだったのでかなり残念・・・。

次は、一度は泊まってみたい旅館ランキングでトップを走る老舗旅館、
「俵屋旅館」で使っているアメニティグッズが売っているお店、「ギャラリー遊形」へ。
ここではミニタオルやとてもいい香りのする石鹸に香り袋を購入。
これから遠くに行くというのに一気に荷物が多くなってしまった・・・。
まあ、自分で持つわけではないのですが。

そして、ここから京阪本線で四条駅から五条駅に移動し、手作り茶筒の専門店「開化堂」へ。
開化堂はどこからどう見ても一般の家にしか見えなくて入り口でとまどってしまった。
中に入ると、お店の人が丁寧に茶筒の説明をしてくれた。
銅と錫と真鍮の3種類があり、それぞれ長く使っていくうちに色が変化していくとのこと。
大きさもいろいろあってとても迷ったけど、100グラム用の真鍮のものを1つ買った。
1個7000円以上もするけれど、一生物だと思えば高くないはず・・・。
毎日触っているとどんどんいい色になると言われたのでとても楽しみ。


▼貴船の川床で夕食

さて、今日の夜ご飯は貴船の川床で食べることに。
実は、京都在住のN子さんから「こんな暑い時に鴨川の川床で食べるなんて
絶対やめた方がいい。行くなら貴船だよ」と勧められたのだった。
貴船って山の上にあるみたいで、京都の中心地からはちょっと離れているし
何も知らなかったら行かなかったと思うのだけど、地元の人のお勧めなら絶対間違いないと
思って、旅行の第一日目に組み込んだ。

京阪本線から叡山電鉄に乗り換える。
叡山電鉄は2両しかない電車で何だかいい雰囲気。しかも特別電車だったのか、
座席の多くが窓の方を向いていて、景色がとても見やすい。

貴船口駅(無人駅だった)に着いて、「さあ、バスで川床のある辺りに行こう」と思ったら
なんと最終のバスは5時台だった!
タクシーも通らないし、このまま電車で戻るしかないのか・・・と不安になる。
山の中のせいかまだ7時くらいなのにもう暗い。
携帯でタクシー呼ぼうにも圏外だし。
公衆電話があったのでタクシー会社に電話したら「20〜30分くらいかかる」
と言われてしまった。
それでも仕方ないと思い、配車をお願いして呆然と立ちつくす。

ところが、タクシーを呼んだ直後に空車のタクシーがやって来た。
急いでこのタクシーを止めて、再度タクシー会社に電話してキャンセル。
そんなこんなでやっと川床付近に近づくことが出来た。

貴船に着いた後、とりあえず貴船神社でお参り。
水占いという何も書いていない紙を水に浮かべると文字が浮かび上がってくるという占いを
やってみたら小吉だった。

神社を出て、店探し。
ところが、どの店も「予約じゃないと駄目」なんて言って入れてくれない。
これが京都の「一見さんお断り」ってやつなの?

予約なしでもよさそうな店でも8時近くなってたせいかもう閉まってて入れない。
こんな遠くまでわざわざやって来て、何も食べられずに帰るのか・・・
とものすごく暗い気持ちになった。

「これで最後」と思って入った店もおばあさんとお母さん、そして娘と思われる
三世代の女の人が既に一仕事終えたような顔をしてくつろいでた。
これじゃあ、駄目だろうなあと思いつつ、「どこかまだやってるところはないですかねえ」
などと話をすると、おばあさんが「どこから来たの」と聞いてくれた。
そして私たちが千葉から遠路はるばるやって来たということを知ると、「じゃあ、かわいそうだから
食べて行っていいよ」と言ってくれた!
もう絶対だめだと思ってただけに、その言葉がとっても嬉しかった。

川床で食事するなんて初めての体験。
床の下から水の音が聞こえてくるし、川の流れもみえるのでとても涼しげ。
というより結構寒いくらい。

川床に座って周囲を見ても本当に誰もいないので、やはり来るのが遅すぎたことを実感。
でも、娘さんが料理を運んで来てくれた時に「遅くにすみません」と言ったら
「いえいえ、気にしないで下さい」とやさしく言ってくれたのでほっとした。
閉店後に入ったのに、料理はすごく本格的だった。
ごま豆腐、ハモ、天ぷら、焼き鮎、素麺などなど・・・。
鮎がとくにおいしかった。
冷酒もよかったな〜。




しかも、食事の後、タクシーを呼んでもらおうと思ったら、わざわざ店のご主人が
車を出して送ってくれた。
料理を作ってる人のようだったので、「すごくおいしかったです。特に鮎が」と言ったら
「お客さんがたくさんいる時は魚が冷たくなっちゃったりすることもあるから、人が少なくて
ちょうどよかったかもね」と言われた。
なるほど〜、結構得したのかも。

しかし、一度は諦めただけに、川床でちゃんと食事出来て本当に嬉しかったな。
ちなみに旅人にとっても親切だった、このお店の名前は「河鹿」。
次来た時も絶対この店に行こうとK氏と誓いあった。


《今日の歌》

食事にありつけて詠める歌

 涼やかな 風の吹きたる 川床で 触れた人情 旅の醍醐味

(勢いこんでやってきた貴船で食事が出来ないかもしれないと
悲しい気持ちになったところへ突然さしのべられた救いの手。
それに感謝しつつ川床で食事をすると、涼しい風がほほを撫でる。
ああ、これが旅のよさなのだなあ)


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