日々、ポケットへつめこんでおいたこと。
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2007年04月10日(火) わたしは駅前で、自転車屋さんになるべきだ。

今日はとってもいい日みたいとか言っていた翌日、つまり昨日、自転車の鍵をなくしました。

仕事から帰ってきた、地元の駅で、まさに、自転車に乗るときに気が付きました。あれ? ない!

かばんのなかもポッケの中も、ひととおり見たけどないので、あきらめて歩いて帰りました。
家に帰ってもう一度ひと探し、でもありません。予備の鍵すらありません。

これはもう、鍵を壊してつけかえるしかありません。

それで今日、仕事帰り、鍵のかかった自転車をどうにかこうにかひきずって、自転車屋さんへ運びました。

と、文章で書くとたったの2行のことですが、これが本当に大変で、誰も助けてくれないので、わたしはまさに、自力で運んだのです。ひどくみじめでまぬけでした。ちょうど薄暗く、夜が近付く時間帯で、まだよかったです。まっぴるまなら、もうこの上なく恥ずかしいし、すっかり夜なら、悲しさが膨れ上がるから。
鍵のかかったうしろのタイヤを持ち上げて、うんせうんせと一歩、一歩、でもすごく重たくて、何度もその場に自転車をぽいっとしたくなりました。何度も何度も休憩をして、うなだれて、でもあとちょっと、あとちょっとと進みました。
途中、わたしを追い抜いたおじさんが、振り返り、立ち尽くすわたしにどうしたの?チェーンがはずれたの?と声をかけて下さいました。いいえ鍵をなくしたんです、なので自転車屋さんで鍵を壊してもらうんです。と答えると、そうかいそれではいけないねぇと困った顔で少し笑って去っていきました。泣きたくなりました。それでもふんばるいやな根性の持ち主です。わたしは、駅前に自転車屋さんを作るべきだ、と強く思いました、駅に自転車を置いておくと、いろいろいたずらはされるし、トラブルがいっぱいなのです。だから、駅の目の前に自転車屋さんが必要です、そうだわたし、自転車屋さんになろう、駅前に店を開こうなどと、思いがけず新たな夢など抱きつつ、どうにかこうにか自転車屋さんにたどりつきました。もう、肩も腕も手も、だらんです。

すみませーん、鍵を壊して、新しく付け替えてくださーい!

すると、自転車屋さんは恐ろしいことを言いました。

あー、申し訳ないんだけどねぇ、今、防犯上の関係で、鍵を壊せないことになっとるんですわ。防犯登録の証明書と、身分証明書があればまだお受けできるんですけどねぇ、それがない限りは、警察に止められとるんですわ。


えーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


え?、え?、え?、え?、じゃあどうすればいいの、あの重たい汚いボロ自転車、抱えて歩いてきたわたしはどうなるの、あのみすぼらしい自転車、あのこの運命はどうなるの、ここに置いていっていいの、また家までひきずっていけというの?え、え、え、え、え?????わかんない、わかんない、全然わかんない!
じゃあどうすればいいのーーーーーーーー!!!!!!


都合により日記はここまでしか書けません。続きを聞きたい方は直接わたしまで。


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