日々、ポケットへつめこんでおいたこと。
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2007年03月25日(日) |
東京旅2日目 ポケットの中で、つながっているんだなぁ。 |
泊めていただいたメグリちゃんはお仕事が忙しく、わたしが起きた時にはすでにいないのですが、きちんと立派な朝食だけは用意して下さって、感激!メグリスープはおいしいの。 わたしはまるでお姫さまでした。
今日は展示のお店が定休日なので神保町へ行くこともなく、ぶらぶら。夜、ビタエン様のライブだったのですが、それまでは特に行きたいところもなくて、どうしようかと思いました。でも朝降っていた雨もあがったし、せっかく東京にいるのだし。
東京へ来る数日前に、わたしの好きな古本屋、海月書林さんの『いろは』最新号を買ったのですが、それに、海月書林の実店舗ができたということが、書かれていたのを思い出しました。海月書林はオンラインショップなのです。わたしは以前からこのお店のファンなので、これは行かなくちゃと、いざ荻窪。ひなぎくというカフェへ。
小さな店内の一部のスペースに海月さんの本がずらり。見落としてなるものかと、棚の上から下まで、すみずみ、ぐるぐると見渡し、好みと、値段と、旅の邪魔にならないかと、いろいろ考え、購入したのは和田誠著『銀座界隈ドキドキの日々』。これ、気になってたし、実際見てみたらやっぱ読むべきと思ったし、古い本ではないから図書館にもありそうだけど、ハードカバーで525円なら、全然良いです。
カフェでは本来、古本には濃いコーヒーと甘いものちょっと、が理想ですが、お昼ご飯を食べるタイミングを逃していたため、どんぶりごはん。なんか、あんかけがのってるの。わたしはお米派なので、一日に一度はごはんが食べたいのです。しかしすーごいボリュームで、ちょっと失敗でした。コーヒーもスコーンもおいしそうだったのに。長居ができるお店だったので、ずいぶんそこでぼんやりし、読書もできました。静かで良い店。やっぱりコーヒーの味を確かめるべきだった!!
荻窪から吉祥寺って近いんだなぁと、路線図を見て思い、トムズボックスへ。たしか100%オレンジの作品展がやっているはずだし、ハグトンの7巻も売ってるかも、と思ったのです。 東京はどこへ行ってもひとだらけ、吉祥寺もすごい。ぶらぶらしつつ、辿り着きましたが、100%オレンジの展示、かわいかったけど(何で描いてるんだろ)とくに感動もなく。ハグトンも見本しかなく。
あー。秋葉原まで行くんだった、と、引き返しました。
秋葉原のライブハウスで、ビタエン様が出るって。今日はきっちり、最初から見るぞと気合い。
ビタエン様は、3番目に登場でした。だんだんひとが増えて見えなくなったので、前へ移動して。1曲目が“宇宙の種”。歌詞とか、いろいろ思って、じんわり涙が出ました。
すごく不思議だと思うのです。わたしはもうずいぶん長いこと、乗松さんのうたが好きで、ファンです。もう、憧れです。どうしてこんなふうに、わかるのだろう、うたえるのだろうと、いつも思う。 わたしは、切り絵作家になりたいとは、今もとくに思っていないし、切り絵にこだわっているつもりも全然ない。偶然のなりゆきで、こんなことになってしまっただけだけど、でも、自分の作るものに、手は抜けない、きっちり、より良く、より良くしていきたいと思って、作っています。それを、乗松さんと、ビタエンの皆様が、いいよって、一緒に入れて下さるの。 乗松さんなんて、うたなんて歌ってなけりゃー、絶対仲良くなれるタイプじゃないわー! でもね、わたしはたしかに、ポケットの中で、乗松さんとつながっているんだなぁと思ったよ。わたしのポケットの中には乗松さんのうたがあって、乗松さんのポケットの中には、わたしもきっと、いるんだよ。あぁ。不思議です。とても不思議で、幸せです。
そしてライブはめちゃめちゃかっこよく!! バンドでロックなビタエン、わたしは久々でした。初めて聴く曲もいっぱいありました。メンバーのみなさんの顔を、順番に、見つめて、あぁ、みんな好きだぁと、また勝手に胸いっぱいに。
いつも思うけど、名古屋のみんなに見てほしいです。ほんとにこんな良いバンド、知らないでいるなんて残念すぎます。 ライブ前、ある男の子が「次のバンド、ほんとうまいんすよ。」と言っているのが聞こえてきました。ウンウン。ドリンクのカウンターで並んでるきゃわゆい女の子が、「ビタエン目当てです☆」ってニッコリしているのが見えました。ウンウンウン。 のほほんとしている、名古屋諸君、 ビタエン知らないなんておせーよおまいら!!!!! と、思うんだけど。嫌われますねわたし。
トリのデブパレードもとっても面白そうだったけど、ビタエン様の感動に浸りたい心境、どうかわかって!と、ライブハウスを出ました。挨拶もせずに、すみません。
秋葉原の駅で、はじめて本物のアキバ系の男子の集団を見ました。わー。
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