日々、ポケットへつめこんでおいたこと。
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2006年10月02日(月) 泣き虫旅3日目 青森、そして帰る。

3日目。
11:40の特急つがるに乗ることになっていて、微妙に時間があります。
この微妙すぎる時間、どうしよう、、、と言いながらも、実は心は決まっていました。

青森県立美術館へ!
やっぱり少しでも見たい!!!
気合いだ!気合いだ!気合いで行くぞーーーおらーーーーー!!!!!

青森駅からシャトルバスで25分としてありましたが、実際には10〜15分ほどでした。朝一番ので行って、美術館が開くのを待ちました。




きれいな建物です。斜めな写真でお恥ずかしい。
緑のじゅうたんはシロツメクサです。わたしはこれはもう決まりきったこととして、スピッツの“歩き出せクローバー”といううたをうたいながら、四つ葉を探したけれど、見つかりませんでした。

9時半になり、美術館が開くと、ダッシュはしちゃダメ、競歩で!スタスタスタ!進みます。
帰りのバスの時間からして、一時間しかいられないのです!
まずはアレコホールを目指します。

ここの美術館の開館記念展はシャガールのアレコでした。『アレコ』というバレエの舞台で、シャガールが背景画や衣装などをデザインしているのですが、それの展示を行っていたのです。わたしは日曜美術館で特集していたのを見て、やばい!見たい!行きたい!ととびついたクチなのですが、残念、もう終わってしまいました。
けれども背景画だけは、全4幕分揃って、期間延長で観ることができるようになっていたのです!やった〜〜〜!!!4幕中3点は青森美術館の収蔵なのですが、ひとつだけ、アメリカのフィラデルフィア美術館の収蔵なのだそうで、4つ揃って観れるのは世界初、とっても貴重なことなんですって。

アレコホールに入ると、四角い部屋の4面すべてを見渡す形で、どーん、どーん、4つの背景画が飾られていました。でかいんだろうなぁと漠然と思ってはいましたが、本当に、大きい!!そして、深く、深く、深く、深く、シャガールの、色の泉に落ちていきそうになりました。沈んでいきそうになりました。こんなに大きいのに、どれも、静かな、幻想的な、あの独特の美しさ。あぁ、また、涙がじわり。

でもなにしろ時間がない!浸っていられない!
次は、奈良さんだ!奈良さん!奈良さんはどこ!?騒がしいのはわたしだね!残念なひとだね!

あ!いました!昔の作品がいっぱい!!
そして、小屋がここにもありました!ソウルでの展示のときのもののようです。
小屋から外をのぞくと、あおもり犬。
あおもり犬はわたしに、待ってたよ、と言ってくれてるようでした。やさしい顔。ふえーーん!、本当にやさしいもの、きれいなものには、かないません。
あと、床から色とりどりの花が咲いて、3人の女の子がうつぶせで寝転んで、いくつもの、犬や子どもの頭が、壁から飛び出ている部屋、あれ雑誌で見たことあるけど、なんだろうここはと、覗いてみて息をのみました。
あぁ、ここにも、永遠がいっぱいなのでした。
来てよかった!無理してでも、来た甲斐がありました。

他にも、棟方志功や寺山修司の演劇のポスター(横尾忠則や宇野亜喜良などによるポスターとかとか)など、青森と関係の深い作家の作品が数多く展示されていました。が、アレコと奈良さん以外はずいぶんばたばたとしか見ることができず、残念でした。ほんとにただ、見た、というだけ、って感じで、無念。。。縄文土器なんかもゆっくり見たかったなぁ。

マティスの作品も、たくさんありました。ここでまたマティスに会えるとは!ちょっとうれしく、うほほほ。色彩マジック。でもここもやはり、競歩気味でしたけど。

しかも、奈良さんの八角堂がもうひとつ、すこし離れた所にあったようで、それ、見逃したことに、あとで気が付いたのです!しまった〜〜〜。
まぁ、人生長いはずなので、いつかまたお邪魔します。

だってほら、次の“縄文と現代”という企画展も気になるなーと思っていたら、美術館の方に、「すごいですよ!アレコよりおもしろいと思いますよ!」と言われてしまった!
こんなふうに気になる展覧会を、どんどん企画して下されば、わたしのことなので、そーれ!と飛んでいきますよ。

またバスに乗って、駅前へ戻りました(バスのおじさんが、またゆるくてよかった〜。JRなのに、ほがらか〜)。

電車の時間までまだ1時間ほどあったので、アウガの新鮮市場をうろうろ。本鮪の中落丼なんていただいて、まんぷくぷくになりました。一人だと、食べること適当になりがちのなか、唯一まともな旅先ならではの食事でした。おいしかった!
海も見たかったけど、中落ち丼食べていたらタイムアウトでした。

特急つがるに乗り込みます。
ばいばーい青森、またあう日まで!

帰りの新幹線では、前日に買った『タムくんとイープン』を読みました。メガネの店員さんの「泣いちゃいますよ〜」という言葉が、よくわかりました。
やさしい。やさしい。ぼろぼろぼろぼろ。

なので、また泣き過ぎで困ったので、みかちゃんがくれた、高田純次の『適当論』を読みました。高田純次曰く、20代は遊んでてよいって。あのね、10代は勉強、30代は仕事、40代はまとめ、50越えたら自分探しの旅だって。ふーん、50を越えてやっと自分探しなのかぁ。それまでわからなくても、良いのかぁ。急がなくても良いってことかなぁ。わたし、10代、勉強してないから、何か足りてないのかもしれないなー。
とりあえず涙はとまりました。

新幹線にはもう飽き飽き!と思っていたら、名古屋へ着きました。
よく泣いた旅でした。


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