日々、ポケットへつめこんでおいたこと。
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| 2004年12月11日(土) |
矢野顕子+くるり!!乙女は東京をさまよう! |
今年のさとがえるコンサートのDMが届いた時、東京、大阪公演が“withくるり”となっていて、これは行くしかないと思ったんだろうなぁ。あんまり覚えてないんだけれど、ずいぶん驚いて目の玉が大きくなったことは確かに覚えています。それで、くるり好きのミカちゃんを、カミヤベーカリーで素敵にパンを食している時に、素敵にお誘いしてみたのでした。それは、9月の、よく晴れた日のこと。 ミカちゃんは、快く「うん!」と言って下さって、わたしたちの初の遠出が決定したのでした。
12月のその日(つまり今日)はあっというまにやってきました。やっぱりとても、よく晴れた日で、わたしはとてもうれしかったです。
せっかく東京まで行くのだから、あっちもこっちもと欲張りに欲張りを、重ねに重ねて、きっと誰もが呆れるスケジュール、わたしたち、見事にこなしてまいりましたよ♪うふふ♪
夜行バスで朝6時、東京へ到着。 まずは上野の国立西洋美術館。ちょうど明日まで開催中の、マティス展を観に行きました。ほら、少し前の日記にも書いた、わたしが興味津々でいるアンリ・マティスの作品展です。今フランスへ行っても彼の作品は殆どない状態というほど、東京へ集まっているということですもの。こんなチャンス、逃せません! 会場前にはたくさんのひとが並んでいてびっくり!みんなこんなにも、マティスに関心を持っていらっしゃるのね。。。がやがやの美術館は、本当は苦手だけど我慢。 わたしが観たかった、“夢”、“ルーマニアのブラウス”。そのふたつは並んで展示されてありました。同じ年に描かれたその2作品は、どちらもとてもおおきな線で、ゆったりと描かれているけれど、実は何度も何度も描き直され、様々な形を経て完成された作品。どちらも本当に、やさしくて、おだやかで、ずーっとずーっと、だぁれもいないならわたしずーっと観ていたかったです。“ルーマニアのブラウス”の女のひとなんて、テレビや雑誌で観たよりも、すごくやさしい表情だったのです。もう感動。 そしてそして、たくさんの切り紙絵!自由で鮮やかで、楽しくて。海も空も一緒の大きな大きな平和!永遠とはこういうとこから来るんだよね、と感じました。可愛らしすぎて笑っちゃうのも何点かありました。 グッズコーナーで、ポストカードを何枚か購入。本物を観たあとだと、ポストカードじゃ劣るわと思えて、買うの迷ってしまったけれど、今この日記を書きながらまた観かえしていて、買ってきてヨカッタと思いました。あは。
ミカちゃんの提案で、美術館から近くにある国際こども図書館へ向かいます。 のら猫が路の真ん中で毛つくろいしているほど(ほんとだよ!)うららかな日なのです。 上野公園をぶらぶら散歩しながら、立ちどまって噴水など眺めながら、黄色くなったイチョウは、竹トンボみたいにくるくる回りながら落ちてくるんだねと感心しながら、ほどなく到着。 想像以上に大きくて、古い建物にびっくりのわたしたちでありました。これは歴史的建造物というものではないですケ? 建物の中もとても心地よく、贅沢な造りになっていました。いいなぁこんな施設、近所に欲しい。というか、学生の頃、授業で図書館の必要性ってやってて、誰もが暮らしている場所の直径何メートル以内に図書館があるべきだ、というようなことを勉強したのを思い出した。子ども専門のでなくていいから、名古屋の街も、せめてもう少し利用しやすい場所に図書館を設けてほしいと思います。 それにしても、あんな良い公園(あの、上野動物園もあるとこですよ!)がある上に、この図書館とは〜…羨ましすぎる環境でした。
そろそろお昼。どこで食べたって?なんと、下北沢まで行っちゃった。チクテカフェへ行くためです。ふふふ。ほらほら、呆れ旅だって言ったでしょ? でも行ったかいがあったってもんです。つたの葉が絡まる、白いお店。店内も、広くはないけれど、木の椅子やテーブルがひとつひとつきちんとした存在感で、とても素敵。 出されたお料理も、まず見た目だけで感動。感極まるじゃないけれど、ウワーっという感動が、じんわり押し寄せてきました。それにマフィン、実際ほんとにおいしかった!!!ミカちゃんのハムとチーズのも、わたしのバターとハチミツのも、はんぶんこずつして頂きましたが、どっちもほんとうに!とくにハチミツを、じゅうっとかけて食べた時のあのおいしさったらもう。コーヒーも好きな味。カップもちょっと小さくてシンプルだけれど、存在感があるんだよなぁ。こういうものを選ぶのがとびきり上手なんだなぁ。 ミカちゃんが、「ちょっとチクテへ、ごはんでも食べに行きましょっていうだけで、夜行バスに乗って来ちゃってもいいねぇ」とにこにこ言っておられましたが、本当に、来ちゃってもいいと思います。
少し下北沢をぶらぶらして、六本木へ向かいます。何故にって、皆川明さんのドローイング展を観るためです!こんなんばっかだな〜て、こんなチャンス逃すわけにいけないじゃないってば!笑。 しかし下北沢から六本木へ行くのは難しかったです。乗り換えもだし、着いてからも、会場のギャラリーを探し出すのに苦労しました。わたしが行きたいと言い出したばかりに、ミカちゃんをつきあわせてしまって申し訳ないと思いながら、でも、なんとか到着できてひと安心。 白い壁に、皆川さんの、ワンダーガール。消えてしまいそうなのに、すごい世界観でした。癒されるような、不思議な、静かな感じがしました。
そろそろ時間がありません。今日のメインはこれからなのです。
時間はまだまだあるつもりだったけれど、あっというまに日も落ちて、NHKホールについたときは、わたしもミカちゃんも、けっこうくたびれていました。だってまた、迷子になりかけたんだもん!アハハ。 ロビーで休憩したものの、やばい、眠くなったらどうしよう、と不安を感じたのはミカちゃんも同じだったとあとで聞きました。 しかし!しかししかししかし! 登場したあっこちゃんは、とびきり可愛かった!!! はちきれそうな笑顔と、白いドレス、きゃーーー。興奮で目がさめた!(笑)。しかも、ピアノでひとり、うたいだした1曲目はなんと!ふーらりふらふら風来坊♪はっぴいえんどの“風来坊”!なのでした!うっそ、1曲目からカバーかい!しかも古い==!でもあっこちゃんの“風来坊”だなんて、すごい!嬉しいかも!! 続けて知ってる曲知らない曲カバー曲、いろいろお歌いになられて、あっこちゃんはにこにこ。 ゲスト登場。くるりだけじゃなかったのです。レイ・ハラカミさんも登場されたのでした。わたし、レイさんて何者なのか全然知らなくて、日本人であることさえも知らなくて(笑)、出て来た時、あまりにフツーの、いかにも音楽好きそうな猫背の男のひとで、ちょっと面食らいました(失礼。笑)。小さな箱みたいな、電子機械をいじってらっしゃる、すると、いろんな音が打ち上げ花火のように合わさって、それがすごいかっこいいのです。そうだ〜打ち上げ花火みたいなんだ!きれいだし!生で聴くのもかっこいいのねぇ!また目がさめました。あっこちゃんとのコラボレートも素晴らしすぎた。 やっとこさ登場のくるりは、皆そろいの?白いシャツ姿。岸田くんはネクタイまでしてらっしゃいます。ぎこちなーい感じがちょっと可笑しくて笑いました。「明日はなつやすみの子どもみたいなかっこうで」と言っておられましたが、それっていつものTシャツとジーパンでしょうか?見届けたかったな(笑)。 で、あっこちゃんとのセッションは、これまたすごくって!くるりの「窓」「グッドモーニング」なども歌いました。数分前にできたばかりというまったくの新曲もありました! あっこちゃんは誰の曲をうたっても、いつだって見事にあっこちゃんだけのものにしてしまうけれど、もう今回のは、くるりの音があっこちゃんの音と、本当に互角に(戦ってるわけでは決してないよ。笑)すごくかっこよくあわさってて、聴いてて、観ていて、とにかく圧巻でした。素晴らしかった!スタンディングオべーションしたかった。すればよかったなーちくしょー。 そんなふうで、はるばる観に行ってほんとうによかった、今日いろいろ素晴らしいもの観て来たけれど、最後がいちばん最高だったねと言えるものだったのが、すごくうれしかったです。ミカちゃんがあっこちゃんの素敵さに「びっくりしてしまった!」と言っていたのも、ほんとに嬉しかった。ただのライブじゃないよー。ただのライブも感動するけれど、それとはもっと違うもののように思います。
ただ行きたい場所を並べただけの、あまり計画たてたとも言えないような旅でしたが、ミカちゃんとならなんとかなるだろうとヘンに自信がありました。それは9月に一緒に遊んだ時、行きたいねって場所を1日でぐるぐる回って、全部行けたからです。こんなに行けるもんだねぇと、そのとき笑ったのでした。だから今回も、大丈夫なんじゃないかってなんとなく。 それでもわたしが行きたいと言い出した場所が殆どだったし、風邪もひいているみたいだったので、無理をさせているのではないかと心配でした。 でもミカちゃんは、ずっとニコニコしていて、ほんとうにいいこなのです。ずっと一緒にいてイヤな顔も疲れた顔も少しも見せなかった。いつもわくわくした方を向いて、たのしくきゃらきゃら笑って、頭がさがる思いだよ。ありがとう。また旅しようね。
どれだけさまよったって、まだ行きたいぜ東京! 東京だけじゃないぜ、日本! 日本だけでもないぜ、世界! いろいろあります。まだまだ足りないので、旅をくりかえし、たくさん吸収したいです。おかえりー疲れたでしょ、ってバカだなぁうちの家族、全然疲れてないよ仕事じゃないんだから。充電しに行ったんだよ。元気になって帰ってきたのです。 旅で吸収したことを、明日の呼吸につなげるのだから。
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