日々、ポケットへつめこんでおいたこと。
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2004年07月31日(土) 安曇野、一人旅

何の予定もないのに3連休をとってしまいました。もったいないなー。ちょっとはわたしも、夏休みらしいことしたいな。
そんな思いから、考えたわたくし、安曇野へ行ってきました!
長野県には前から気になる美術館が多くてずっと行ってみたかったのです。中でも安曇野は美術館だらけ!
今回は、一人日帰り貧乏旅行で時間も限られているので、わたしの中でも厳選された2つの美術館へ行きました。安曇野絵本館と、BANANA MOONです。

名古屋から高速バスで3時間ちょっと。松本に到着。そこから鈍行列車でどこどこ、30分ほどで穂高駅へ着きました。
空はぴーかん!おそろしく良いお天気!天気予報では雲と傘のマークだったのに。やられましたね、日焼け対策まったくしていませんでした。でも、しかたありません。駅前の貸自転車屋ひつじ屋さんで、電動自転車を借りて、出発です。

ひたすらまっすぐの道、風も日射しも強い。最初はえっちらおっちらでしたが、次第に電動パワーを発揮!ぐんぐん進みます!電動自転車って初めて乗ったけれど、快適だなー。
橋の上にさしかかりました、大きな川です。地図を見ると、これは穂高川でしょうか。電線の上に大きな立派な鳥がいました。なんだろう、タカ?ワシ?こんな鳥見たことない!襲われるといけないのであまり見ないようにして、また進みます。

ジャンセン美術館をこえたら右折です。ここからは少し山道。しばらく進むと最初の目的地、安曇野絵本館の看板が見えました。わーい着いた!

この小さな美術館は、おとなが、絵本を思い返す場所。なんとこどもは入場お断りになっているのです。
ここは、絵本の世界にどきどきと行き交っていたあの頃へ戻る場所なのだな。小さな頃、みんな自分の中に持っていたであろう、それぞれの、わたしだけの、ひみつのせかい。おかあさんはしらない、わたしの、ないしょの、ともだち。
そんなともだちに、もう一度会うために必要な空気が、ここには本当に流れているかのようでした。静かで、太陽の光がまぶしく射し込んで。

しかも今ちょうど、酒井駒子さんの原画展をやっていました…酒井さんが描くのは、あの頃のわたしたちなのではないかしらと思わせるような子どもたちばかりなのです。夢と現実をうろうろしているような、そっと背をおしたら、そのままどこかへ消えてしまいそうな。
そんなふうだから、急いでではあったけれど、ここでこうして酒井さんの作品を観れたことは本当に貴重な体験だったかもしれません。すごくよかったです。

次は絵本館のすぐ近くの書翰集というカフェへ。ここは全く知らないお店だったのですが、自転車を借りる時、絵本館へ行きたいというわたしに、ひつじ屋のご主人が、それならこのお店もおすすめですよ、コーヒーもおいしいですし、是非行ってみて下さい、と教えて下さったのでした。そいなら行くしかないじゃない?
お店に入ると、あぁ、なんだか大人の雰囲気です。自転車こいで汗かいて、ほっぺた赤くなったわたしにゃ場違いかも!
でも、素敵なんです。音楽はジャズ。小さなカウンター席の脇にもたくさんのCDがありました。
わたしは窓辺の席に座りましたが、窓のところに本が何冊か無造作に置いてあって、わたしのいちばん近くにあったのがパウル・クレーの画集だったりして!
暑かったのでアイスコーヒーと、洋梨のタルトをいただきました。美味しかったー。生き返りました。もっとゆっくりしたいお店でした。2階もどんな感じなのか見てみたかったし。でも、時間がないんだったら☆
地図を広げて、次に向かうBANANA MOONの場所を再確認。書翰集の方にも道を訊いて、さぁ出発です。

地理的にはそんなに遠くはないのだけど、なんせわかりにくい山道。軽く迷子になりながらもなんとか発見、BANANA MOONです。
ここは成瀬政博さんの、これまでの週刊新潮の表紙絵の展示スペース+カフェという形になっています。成瀬さんの作品も、本当に、独特な世界観だと思います。可愛いのだけど、ちょっと不思議な感じや、寂しげな感じもあって。こうして過去の作品をいくつも観て、また好きになりました。
お店の方も、成瀬さんのご家族なのでしょうか?すごく感じの良い方でとても嬉しくなりました。アイスティーを頼んだら、クルールさんのコースターで、これもまた嬉しかったです。建物のつくりも素敵で、明るくて、ここもまた何度も訪れたくなるようなお店でした。今回巡った中ではいちばん好きかも。

そんなふうで駆け足旅行、大満喫に終わりました♪
お土産は、松本に戻って、ちゃんと開運堂の“白鳥の湖”買ったしねー。ばっちりです。

帰りのバスで、BANANA MOONで買った『HEARTFULL DAY』という本を開くと、なんと成瀬さんのサイン入りでした!きゃー。


まっすぐな安曇野の道。
気付いたら「夏の魔物」を口ずさみながら、自転車こいでました。


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