日々、ポケットへつめこんでおいたこと。
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2004年03月31日(水) いわさきちひろ展

今日はやっと休みをとって、松坂屋美術館でやっているいわさきちひろ展へ行きました。
土日は混むだろうと思って今日にしたのに、それでも混んでいて、ちょっとげんなり。それだけ多くのひとが、ちひろの絵に何かを抱いているということだから、それは嬉しいことなのですがやっぱり絵はゆっくり、観たいからなぁ。多くはおばさま方か、小さなお子さま連れのお母さまたち。わたしが入る時も、誰かがわたしのバッグをひっぱるので見ると、知らない子どもがわたしのバッグの端を持って、もう片方の手は指を口にくわえて、どこかきょろきょろしているのです。ちょ、ちょっとー、おかさんどこですかー!その子はわたしをおかあさんだと思ってつかまったらしく、わたしの顔を見ると少しぎょっとして、前にいたおかあさんの方へ走って行きました。もう、おかあさん、子どもの手を離さないでくださーい!

だけどわたしも昔、小さな頃、母親にちひろ展へ連れていかれたことがあるのを覚えています。県美がまだ古い茶色い建物だった頃、というか、わたしが覚えている唯一の、昔の県美の記憶。
だけれどその頃のわたしには、ちひろの絵の良さがわかりませんでした。淡い水彩で描かれたの子どもたち、幼いわたしにはとても寂しくかなしい絵に思えたのでした。

今だってちひろの絵には寂しさもかなしさも感じるけれど、それ以上に愛おしさを覚えるのです。本当にやさしい。やさしくてやさしくて、愛おしい。それは小さなあかちゃんや、子どもたちだけでなく、海辺の小鳥を描いたものや、色とりどりの花、蝶、帽子、あかちゃんのとなりのうさぎのぬいぐるみ、おかあさんの後ろ姿、すべてが、です。

ちひろは「大人というものはどんなに苦労が多くても、自分の方から人を愛していける人間になることなんだと思います」と言っています。
ちひろの絵をいつのまにか、「可愛いなぁ…」と心底つぶやき、描かれた小さな表情のひとつひとつに、その子どもたちの、それぞれの声が聞こえるような気がして、胸がいたくなったり、愛おしく思うようになったわたしも、少しは大人になれていると思ってよいのでしょうか。
言葉ははっきり覚えてませんが、今日の展示の途中、ちひろの言葉で「ただ、やさしい、美しいもの、きれいなもの、可愛いものが本当に大好きで、愛おしく思い、それらは何があっても全力で守りたいと思う」というようなのがあって、それはわたしも本当に、あぁ同じだ!と強く思ったのでした。

午後は、ほぼロフェルで過ごしました。心の充電満タンといった感じです♪ロフェルのいちごのショートケーキは、ロフェルのケーキの中でいちばん好き。というか、どの店のどんなケーキよりいちばん好きかもしれない。


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