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「木更津キャッツアイ」の「さよなら、小津先輩」の前だから、だいぶ前だよね〜。 当時も、すごい好きでしたけど、やっぱり好きですね〜。2時間で、生徒二人と、新人先生の問題を解決するには、早すぎるというか、つっこみ所は、当然のようにあるんだけど、問題をうまく絡ませることで、成り立っている、かな。 ネグレクトを取り上げているのも、直接暴力をふるう虐待は多くなってる中、「つかみ」と言うか、きっかけとしてはいいのではないかと思う。2時間なので、極端な例のわりに、影響が強烈ではない気はするけど。登場人物の芯が強いキャラということかな。 多くの問題は、愛情を受けていないかもしれないという不安や自信の無さが、引き起こすと思う。問題といっても、いわゆるぐれたみたいなのだけでなく、よい子であろうとしすぎることとか、他人を気にしすぎるとか。 セリフも、いいものがいくつかありましたね。小津先生が「人を傷つけるのは良くないが、人との関係を断つのはもっといけない」みたいなことばを言ってましたが、でも何より、小津先生を田村正和がやっている説得力は、手首を切ってしまった生徒のかたわらにより、手をにぎり、その手を自分の頬に持っていくなど、いやらしくなく、暖かい、安心感をもたらすようなスキンシップを演じられるところにあると思うのは、思い入れしすぎ? 同時に、女生徒にベッドに入り込まれておたおたする小津先生、クラシック同好会なのに教室でワインを飲んだり、先述の生徒から逃げるのに、ユースケの部屋にあがる時「ほんのおもたせ」って、ワイン一本わたすとことか、援交やってる生徒を助け出し抱き寄せる、かと思いきや、その生徒がまだやってて、虚しくなってベンチでごろりとか・・・コミカル?情けない?そんなとこもいいのです。
何より、成功していると感じる、世界観にすぐ入れるので、2時間なのに、ある程度以上のメッセージ性があるように思うのは、シリーズのレギュラーが変わらず出て、キャラを保っていること、シリーズ中にキャラをそれぞれが際立たせていたからでもあるけど、うん、好きだわ〜。 反対に言えば、シリーズみてない人への説明不足は否めないわな、みたいな。
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