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2002年03月24日(日) キラ キラ キラ 2

 オープニングの映像の一番好きなのは『婚外恋愛』だった。本編より好きっていうくらいだもの。でね、エンディングは『ロング・ラブレター』と『木更津キャッツアイ』が、音楽と映像、内容がよくあって。でもね、主題歌だけでいくと、この『恋ノチカラ』小田和正「キラキラ」これはダントツ。もちろん、映像もまぁいい。1度出る、って言ってた家に戻ることにして、30歳になったとたんにどうでもよくなってグチャグチャだった部屋を、籐子がキレイにしてるとこかな?とか、おぉ、みんなで早くからお気に入りのパン屋にいってるとこだ!とか、1人づつのショットも結構モノクロームも入れて、カッコよくはつくられてると思う。イントロが流れた瞬間、空からの朝もやっぽいまだ起きる前っぽい都会。それがどんどん動き出す風で、わくわくする。

 ドラマの中盤とかに使われたりもするけど、最終回ではみんなのその後、で流れてた。籐子が前の彼と何を話すわけでもなく、気がついたらファミレスでコーヒー13杯おかわりしてた。それだけで楽しくて。そんなもんですよ、って、春菜ちゃんと初めて会う貫井さんに話してたエピ。タイだったね。貫井さん、何も、手に正の字つけなくても・・・。上手く告白できずに一緒にいると倍楽しい、面白いって言いたくて、『二倍、二倍』、このCM現役で見てる人誰だよ・・・。それから、こうもいったね。「そこにいるのがこれからもずっといるのが当り前だと思ってたから、気づかなかった」油断してはいけませんよ、世の中は流れているのです。大切なものは、大切だって言わなけりゃ。当のカップルは、ちょっとぼけぼけ、それを補うように小田和正の「きらきら」があったのかもね。

 ♪ゆらゆらゆら 心は揺れる キラキラキラ時はかがやいている
  いま もういちど約束する 決して君のことを裏切らない♪


 いいですね。『決して君のことを裏切らない』これは、絶対浮気しない!とか、そういうレベルじゃなくて、自分の信じていることを決してまげない。もちろん、人は出会いでかわってゆく、影響を受ける、いいようにも悪いようにも、自信がなくなるときもある。そう、『心は揺れる』それは、自分の選んだ道を見極めてまた新たに選びなおすことだ。でも、もう大人になってくると、価値観ていうものがある程度出来上がっててちゃんとある人は、それが大きく揺らぐことはないと思う。彼らしく生きていく、それを貫くことが、彼女のことも裏切らないということだと私は感じている。だから、これは、すごい『約束』だと思う。

 ♪遠くに見えるその夢を まだあきらめないで かならずそこまで 連れて行くから♪
 
 連れて行ってもらえるなら、連れて行って欲しい。彼の夢が彼女の夢になっている場合はわかりやすいけど、そうでなく、同じ仕事とか夢を持っても、歩く道はそれぞれ。それを『そこまで連れて行く』っていうのは男の傲慢?と、とれなくもない。でも、『遠くに見えるその夢をあきらめないで』・・・前提として、彼女の夢も知っている、というのがあって、それを、まだあきらめるな、って応援してる。彼の力で連れて行くのでなく、君が辿り着くことを信じてる、という感じぐらいだと思う。「着いて来い」でなく「とりあえず頑張れよ」と、突き放しもせず、「一緒に頑張ろう」的いい距離感を感じる。

 ♪今だから出来る事 それを決して忘れないで この時この2人ここへは戻れない♪

 これは、頑張ってるみんなのメッセージだよね。まぁ、2人でない人は、つらい2行目ですが、1行目は誰にでもあてはまる。

 この3フレーズも全部、不器用な貫井の代弁。実際に籐子が貫井たちのために必死になったこととか、そのものに思える。

もっとラブラブな歌詞
 ♪ためらうその気持も すべてこの手に渡して 出会えてよかったといえる日がきっと来る♪
 ♪今はただ目の前の きみをだきしめていたい 明日の涙は明日流せばいい♪


 まさに、最終回の2人でしょうか?もちろん成就しなくても『会えてよかった』って、籐子は思ってたけど・・・。あの不器用な貫井さんが「今はただ目の前のきみをだきしめていたい」なんかこっちが照れるね。でもそんな感じかな?(そういえば、籐子に「おまえ、しゃべりながらキスするな!」あのシーンおかしかったね)

 ♪せつない想い出は2人重ねてゆくもの また来る悲しみは越えてゆくもの♪
 ♪この愛はどこまでも ずっと続いて行くから 明日の2人にまだ見ぬ風が吹く♪


 これは、これからの二人でしょうか。今までも仲間として積み重ね、越えてきたものあるけどね。あのまるで、兄弟のような2人の愛はどこまでもずっと続いて行きそう。妙に気があって、でも合わせているのでなくて、反発するとこは思い切りするし。いいバランスだと思うから。

 ちょっとだけ疑問があるのは、広告代理店の話なのに、「ブロックス」とかまじで格好いいのかわからんとこ。ちょっとだけこの歌に矛盾を感じるのは、「ここへは戻れない」と歌いながら、「いつの日にかまた戻れるならそのとき帰りたいこの場所へ」・・・・
 戻れない!と思って行きましょう。でも、もし戻れるなら帰りたいってこと?戻れない!と思って行きましょう。でも、場所というより時代、これがHomeだよっていうものをベースに持ちたいとか、実際やってみて、すでにこれは、もうHomeと呼べる場所になってるっていうこと?これは、小田さんが考えなさいってことかな?

 メロディーラインといい、歌い方といい、声といい、小田和正というだけで、やられてしまう世代の私。「決して君のことを裏切らない」だの、「必ずそこまで連れて行く」だの「ただ目の前の君を抱きしめていたい」だの、言われたいもんだ。他力本願なので、自分で歌うさ。『遠くに見えるその夢をまだあきらめない』『明日の涙は明日流せばいい』『今だから出来ること決してそれを忘れない』


もっちゃん |M@IL( ^-^)_ヲタ""日常こんな劇場( ^-^)_旦""

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