ドラマ!ドラマ!ドラマ!
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「金曜エンターテイメント」っていう2時間ドラマの枠で、やってたの。『この冬の恋』・・・・なんか、やられました、ってタイトルだな。もう、タイトルだけで、やられた。ちょっと古めかしげ(今の日本語だなぁ)なんだけど、でも、「この冬」なんだね?きたね?で、どうなのさ?みたいな・・・。
って、何、言ってるのね?わたし。ま、そんな感じで・・・。田中美佐子がね、ちょっと苦手なんですけど、それは「この人嫌い」って確実に避けるまではいかないんだけど、積極的にはちょっと・・・っていうあたりの人で、だからいくらタイトルに心惹かれても見なかったと思うのよ。要潤が出てなかったらさ。
でも、実際には違ってたの。NHKの上川隆也が出ている「逃亡」を見てその後「木更津キャッツアイ」に流れ込む予定だったので、「この冬の恋」はビデオだな、って考えていたの。ところが、なぜだか、NHKの2人のビッグショーを見てしまったのだな。鳥羽一郎と宇崎竜童が出ていたのよ。なんでだろう、見てしまったのだよね。そうしたら、それは8時45分に終るのね、じゃ15分、ニュース見て、「逃亡」の始まる9時15分まで15分だけ「この冬の恋」を見れるな、様子見て、それからビデオ録画しても遅くはあるまい。なんてことを考えていたのさね。しまったね。NHKでは、その15分もニュースなのさ。おばかだからね、「ニュース9」とかって、ちゃんと区切りがあるにもかかわらず、「あら、あと15分ね、『逃亡』まで」とか思ってるし。「あ、違う、違う。忘れてるってば、ビデオ、ビデオ『この冬の恋』要くんやないの!」気がついたのはもう10分すぎてましたね・・・。要くんの部屋に田中美佐子がはじめて入るシーンでした。
殺風景な部屋 男「椅子、これどうぞ」 女「あなたは?一脚しかないの?」 男「ここに座ります。(机に座って)1人ですから。他も何もない」 女「かえって貧乏だと物が増えるものよ」 ただそれだけのシーンなんだけど、うー、「仮面ライダーアギト」の氷川刑事がどういう恋物語を演じるのか見たくて見たくて、即録画決定。見入りそうになったところを「逃亡」にチャンネルチェンジ!その後は予定通りだったんだけどね。まぁ、この最初の10分。正確にはオンエアはもっと短いと思うけれど、「どうしようかな?とりあえず要潤チェック?」だったはずなのに、いやー、もう、この10分が知りたいこと知りたいこと。
ようは、ホストクラブで働いていた要潤を、「今更恋するのも何だか面倒、でも恋人みたいに会う男は欲しい。」と思った田中美佐子がお金で雇うわけですね。ホストの生活も似合わないし、真剣に彫金の勉強をやればいい、自分にわからなければ他に女の子と付き合っても構わないけど、一応「自分専門」。これは契約だけど、どっちかがそれが嫌だ、止めたいと思えば、それを打ち切れる約束だ。ところが、お互い知らない間に恋してしまったんですね。恋してしまったからこそ、お金での関係が嫌だから「結婚するから契約は終わりにして下さい」とウソをつく男。それを金で契約した11歳上の女、というこだわりから平気ぶって了承する女。そっから二人が恋に正直に向き合うまでの話なんですわ。
そのね、話のしょっぱなのとこが知りたいのね。田中演じる女は、それまでもホストクラブに行ってたのか?要潤演じる男のことをどう気に入ってしまったのか?知りたいなぁ。知りたい。
「この冬の恋」ね、山田太一の脚本なんですね。もう、これが、また、山田太一節とでもいいましょうか。台詞回しが山田太一ワールドなんですね。すごいですね、もう。ストーリーがどうの、こうの、そういうレベルじゃなくて、もう台詞が山田太一してるんですよ。すごいわ。もちろんストーリーも現代的なような題材を取り扱っている風でありつつ、古めかしげでね。渡辺えり子や小林稔侍と主演の2人がほとんどしゃべってるんですけど、山田太一節でね。「ふぞろいの林檎たち」とか忍ばせるわけですよ。独特ですね。それだけでも見た価値はあったかもしれんね。
要潤。今時の若者なのにどうしてその髪型?みたいな感じですが、男前で正義感の強い、でもちょっと小ボケの入った氷川刑事だった要潤くん。まだまだ台詞に硬さがありますけども、ぜひぜひ頑張って欲しい若者です。結構抜擢なんじゃないの?『アギト』のあとすぐ2時間ドラマの主演なんて。
そして「この冬の恋」。さてさて、1月期ドラマの恋物語はどういう行方になるんでしょうか。「あの夏の恋」に続く!
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