毎日なんか考えてる。

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2006年01月12日(木) * 飴 *

昨日、電車に乗ったときのこと。
電車を降りたくないニコリン
抱っこ紐を装着され「降りる予感」がした途端に号泣。

ドアの前の窓に立ち、カブトとフタリでニコリンをあやしていたら
品のよいご婦人がニコニコと近寄ってきた。
「飽きちゃったんでしょう?アメあげるわ」と言って
ニコリンとカブトに飴を手渡してくれた。

お孫さんがいるそうで、そんな世間話を2,3交わしてるウチに駅に到着。
礼を言って電車を降りた。

電車を降りるとフタリともサッソク飴を食べたがった。
が。
迷ったケド、やっぱり、と思い、カブトに話しをした。
「この飴は食べられないんだ。」と。

当然「どうして?」となる。

話し始めてからしまったな、と思った。
ちゃんとその場で辞退すべきだった。

知らないヒトからもらったものを食べてはイケナイ事、
知らないヒトから物をもらわない事、
カーカンは間違えてもらってしまったけど、ホントはマチガイな事。
そして、その理由。

最後に
「さっきのおばさんは絶対に悪い人じゃないと思うし、親切なオバサンだと思う。だけど、親切なヒトとそうでないヒトを見分ける事は、子供には難しいから誰からももらっちゃイケナイ。」と話した。

怖いニュースがあるにつけ話しをしていたから
スンナリ受け止めてくれたものの、
話しをしながらつくづく嫌な世の中だな、と思った。

さっきのオバサンは100%悪人では無いワケで
それでも子供には「疑え」と教えないとイケナイ。

ワタシ達が子供の頃は
悪い人と言えば「オジサン」と相場が決まっていたけれど
きょうび小学生や中学生の「おにいちゃん・おねえちゃん」だって「信じたらイケナイ」のだ。

人の情けとか人の温かさとか、そうゆう事もキチンと感じて欲しい。
でも実際には「人に親切にしたが為に」殺されてしまった子供もいる。

本当に嫌な事だ。
切ない。


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shon [MAIL] [HOMEPAGE]