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オープンキャンパス - 2002年07月31日(水)

昨日、今日と大学のオープンキャンパスだった。
普段、あまり馴染みのない大学での研究を広く一般に公開するという催しだが、
ここ数年は主に高校2年生たちの進路学習の場という様相が強くなっている。
夏休みということもあり、東北地方の多くの高校が貸し切りバスで訪れる。
うちの高校からも昨年の教育実習のときの生徒が何人か来るというので、
何か役に立てればと思って、連絡をとって会いに行ってみた。

とりあえず初日は同期の連中を冷やかしに数学科に行ってみた。
M1の友人たちが案内役をやっている。
オレのことを珍しいものでも見るような目で言う。「何してんだい?」と。

受付に同期の女の子がいた。
うちらの同期は48人中、女子が2人で、
そのうち4年次の専攻が一緒だった子だ。
すげーおとなしい子なんだが、気を抜くとたまに毒舌を吐く子だった。
1年間一緒にやってみて、そこらへんのギャップがおもしろかった。

「久しぶり〜、仕事なの?」
「うん、院生がいろいろね〜。」

「マツは?」
「キャンパスツアーで外回ってるみたい。」

マジか。陽が照りつけてるってのにご苦労なこった。

「暑いっしょ。」
「うん、まあねぇ。しかもこのTシャツよ。」

見ると理学部と書かれた青いTシャツを着てた。
最近は大学でそんなことまでするのか。

「エイジは?」
「いや、知らない。ずっと見てないよ。またアメリカじゃない?」

エイジというのはうちらの担当だった教授である。
ヒゲがお茶目な若い先生だった。
ちょっと目を離すと日本からいなくなる困った人だった。

「ねえ、ちょっと変わった?」
「え、全然。」

いや、かなり変わったって。
昔に比べて笑顔が自然になってた。
磨けば絶対かわいくなるのに、あんまおしゃれとしかしない子なので
いつももったいないと思ってたんだが、少し表情が柔らかくなってる。
なんだろう、院生になって心境の変化でもあったのかな。

実は「かわいくなった?」と言いたかったのだが、
さすがにそれには抵抗力がない子なので自粛した。
公衆の面前で赤面させて喜ぶような鬼畜じゃあない。

他の連中はというと、ガリュが妹を連れてきてるというのだが、会えなかった。
イタリア帰りだとか。小マダムめ。

あと、シンさんにも会えなかったな。サッカーの話したかったのに。残念。


結局、肝心な生徒はみんなと会えて、
何人かは1時間ちょい話し込んできた。

オレも高2のときオープンキャンパスに刺激を受けて
受験意識が高まったのだった。

彼らにも何らかの刺激になったら幸いだと思う。


まだまだいろんな可能性を秘めている高校生、
彼らの未来はどこまでも広がっている。

飛べ。翔ろ。

たまに転んで、立ち上がれ。

素晴らしい仲間とともに。



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