speak like a...child

 

 

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NUTS 4U - 2002年07月30日(火)

午後10時。
一日も終わりに近づいたので酒を飲みながら
くつろいでいたら電話が鳴ってカラオケに誘われた。
先日のカラオケ行きてぇ!発言を知っているはずはないのだが、
こいつらはオレが暇そうな瞬間を見抜いてるので
断る由もない。つか、諸手を挙げて参加である。
ちょと眠かったけど、どーせ不眠症だし。(意味不明)

酒を飲んだあとだったから自転車で行った。
待ち合わせの時間より早く着いたので
水時計のシルクをのぞいてみたらやっぱりいた。
しばし、当たらないルーレットに興じる。

ソルファがやたら混んでたので31で時間を潰して12時過ぎにマンモスに入る。
余談だが、31アイスクリームに『ナッツフォーユー』ってのがあった。(^m^)
小学校のころ、クラスのアベ君が『あべとん』(阿部のとんかつ)を見て、
「みんな、オレを食うなよ。」と宣ったのに近いものを感じた。アホかと。

カラオケはホント久々だ。
ROSSOが補充されてた。
こいつらと来ると何でも気兼ねなく歌えるからいい。

EMINヨMの“without me”があったので入れた。
もう、あれだ。エミネム歌うのはあきらめようと思った。
F#$% YOU DEBBIE!

午前3時。
歌ってる最中に電話が鳴った。
飲んだくれて帰る途中で暇だからかけてみたとか。
あ、そーすか。
つか、コイツらは容赦ねぇ。
3時だぜ?
まるでオレが遊んでるのを見越してるような。
そうでなきゃ寝起きですげー機嫌悪いんだけどさ。

20分後、さらにメールが入った。

『からまれてる。助けて。』

全身の血がサーッとひいていく感じがした。

やべぇ。
行かなきゃ。

場所を聞いて自転車すっ飛ばす。
タクシー邪魔だ、ボケェッ!

走りながらカラオケ組に電話した。
たまたま今日は自転車で良かったと思った。
なんか、何が冷静なんだか分からないが、
どの道を通ったかは全然覚えていない。

人気のないコンビニで一人たたずむキミを見つける。
なんとか逃げおおせたらしい。
世の中のクズどもに怒っているふりをしているが
その実、どこか怯えてる風だった。

何もなくて良かった。
それで十分なのだ。

狼狽えるキミを優しく包む。

キミが何でオレを呼んだのか分からない。
それだけがとても不思議だった。

夏になって、薄着になったキミの腕に
深く刻まれた傷跡を見つけた。

ただただ悲しくなった。

オレはキミを抱きしめてみても
キミの心までは救えないのだ。

懐にそう突き付けられている。



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