ぼのこ
昨日のけろこの「娘役芸」に感銘を受けたの! そうよ! その通りだと思うわ! 宝塚の娘役に一番必要なものは「娘役芸」なのよ! そりゃあ、歌もダンスも芝居も大事よ。 ファンは男役よりも、娘役のほうにより多くを求めてるもの。 かっこよくってステキな男役に寄り添うのは、 可憐で清楚な、それこそ理想の女性でなければならないんですもの。 そういう娘役が寄り添ってこそ、男役がステキに見えるんですもの。 男役をステキに見せない娘役は、娘役として失格なのよ。 でも男役をステキに見せるのは、実はダンスや芝居の実力ではなく、 「娘役芸」なのよ!
けろこの日記にも出てきた、まさえちゃん(秋篠美帆)は、 三重苦の娘役(歌もダンスも芝居もダメ)と言われつつ、 ファンから嫌われもせずに、相手役を務めてこられたのは、 やっぱり「娘役芸」が出来ていたからだと思うわ。 一歩引いて、男役を引き立てる、付いて行こうとする、 真摯な姿勢。それが大切なのよ。 それに、まさえちゃんはすごく美人だったし。
宝塚の世界で消えてはいけないもの、それは「男尊女卑」よ。 どんなに世の中が、男女平等になろうとも、 宝塚が、男役女役平等になったらおしまいなのよ。 確かに、娘役は不遇だと思うわ。 男役と違って、どんなにトップになる実力があっても、 その時に合う男役がいなければ、トップにはなれないんですもの。 男役は大切に育てられて、トップスターになっていくけど、 娘役がトップになるのに、一番重要なのは、 はっきり言ってタイミングよ。 いいのよ、娘役はそれで。 仕方のないことなのよ。 それが嫌な人は宝塚を辞めればいいと思うの。 けろこと同意見よ。外の世界でミュージカルでもやればいいんだわ。 宝塚は男役が上位なの!そしてトップ至上主義なの! トップスターをステキに見せるために、全てはあるのよ。 トップ娘役はその最たるものなのよ。 最近は歌劇団もそのことを忘れているようで困るわ。 娘役は不遇ではあるけど、とってもとっても大切な存在なのよ。 相手役ひとつで、その人のトップ人生が変わってしまうんですもの。 最近は、娘役らしい娘役が、あまりいなくなってしまって、 とても不安だわ。 もっとみんなに「娘役芸」を学んでほしいものだわ。
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