はい。なぜいきなりタイトルに「涙」なのか。感激の涙、ならよかったんですが。早い話、私、仕事の昼休み時間を抜けて１時間ほど並んだんですが「時間切れ」で直にサインもらえないままお昼ご飯も食べられないまま職場に戻ったんです。目の前にリリーさん居るのに！　サインしてるのに！　もう、まさに「お預け！」状態です。だって、見たら、リリーさん、すごく丁寧にサインしてるし、話し込んでるんだもん。でも、それはファンとしては嬉しい対応なんですけど。私は時間切れー。ううう。
　ひとつ感動したのは、並んでいるときに、どうもこのペースでは自分まで順番回ってきそうにないと思いつつ、無駄な抵抗で書店員さんに「スミマセン、私、仕事抜けて来ているので１４時までしか居られないのですが、あと４５分でここまで順番回ってきそうでしょうか？」と聞いたところ、書店員さん「うーん、お一人２分くらいは話されている様子なので難しいかも」という返事。（でも順番近づいて見たところ一人５分くらいは話されていた様子でした。）そんなこんなを聞いていた私の前に並んでいた青年が「お先にどうぞ。っていっても５分くらいしか変わんないと思うけど」って順番譲ってくれたんです！　ううー！　ありがとう！　リリーさんファンは、やっぱりイイ人だぁ！
　でも、結局、全然時間足りなさそうと判断して（昼休み残り１０分の時点で私の前に１０人くらい居る！　この本屋から職場まで徒歩１０分、ダッシュで５分。しかも、この時点でサインもらってる年配のご婦人が４冊買ってて４冊サインもらっていた！）ここで図々しいオバチャンなら「私は時間がないの！」とか暴れて順番割って入り込むところだろうけど、もちろん私はそんなこと出来ないので、列を離脱して、書店員さんに事情を言って本を預けて「サインだけ後で貰ってください、仕事終わって受け取りに来ます」とお願い。そして、自分が出してる映画のフリーペーパーに今月号たまたまリリーさんの本の感想文を載せていて、今日の仕事帰りに配布場所の紫川沿いのカフェに持っているつもりでバッグの中に入れていたのを思い出し。「ホントはリリーさんに直接言いたかったよぅ！」と思いつつ、リリーさんのスタッフらしき男性に「これこれこういう理由で本は書店の人に預けたけど、これに感想文を書いているので、リリーさんに間違いなく渡していただけませんでしょうか」とお願いして。「脇から写真だけ撮らせてもらってもいいですか？」とお断りしてケータイで１枚パチリ。はい、サインしてるリリーさんです。

その時点で残り５分。猛ダッシュで職場に戻りました。半分涙目。うううー。コンビニでサンドイッチだけ買って「電話が途切れた合間に食べよう！」と思っていたけど、今日はすごく電話が多くて。やっとサンドイッチにありつけたのが１５時過ぎ頃。今朝は寝坊して朝ご飯も抜きだったので、昨日の夕ご飯から後で食べたのが、このサンドイッチでございます、ひー。

　そして、６時に仕事を終えて再び本屋へ。レジに「これここういう理由で本を預けていたのですが」と受け取りに。もらったサインがコレですー！

　なんてキュートなサイン！　リリーさん、ありがとう！
　でも、やっぱり直にお話したかったっす。

　なんか気持ちがざわざわして落ち着かないので（コーフンしてたのだと思う、多分）そういやそろそろカットの時期だと思い出し、美容院に寄って髪を切る。予約ナシの飛び込みだったけど、たまたま空いていたので、すぐカットしてもらえた。今日の出来事を担当美容師さんに話して「ダッシュで５分で職場に戻って」と話したら「今、職場、小倉なんですか？」「そうなんです、●●●ビルなんです」「クエストから●●●ビルまで５分！　めっちゃ猛ダッシュじゃないですか！」と、かなり驚かれる。驚くよね、そりゃ。私だって歩道橋駆け上がっているとき足がもつれそうでしたもん。

　帰りのＪＲで、５分に１回くらいバッグから取り出し、このサインを眺めて、にまにましながら、でも涙目になりそうでもあり、嬉しいけど悲しいけど嬉しいーというフクザツな心境で帰宅しました。

　あ！　あと、リリーさんの地元・小倉ならではですが、本に出てくるリリーさんのオトン！　来られてました。『en-taxi』最新号で”リリーさん故郷に帰る”みたいなグラビア記事があり、それで写真を拝見していたので分かったのです。さすがに「リリーさんのオトンですか？」と声をかけるような不躾なマネはしませんでしたが、心の中で「リリーさんのオトンだ！」と感動してました。多分、親戚一同が本屋さんに来られていたのではないかなぁ。

　それと今なら数冊「サイン本」が売ってありました。レジ横の特設コーナーに。リリーさんのサイン色紙も一緒に飾ってありました。