『スウィート・バイエル』
『スウィート・バイエル』

モクジ 今ヨリ、カコへ 今ヨリ、ミライヘ


2005年01月07日(金) ひめはじめ(その1)



  
それは……電車の中での会話
「連れてってやるけど……かくな!」
「へ? かくなって……マス?(笑)」
いません、普通は。「かくな」と言われて、即座に「マス?」と答えるオンナは。
  念のため用語解説:マスをかく=男性のマスターベーションをさします。
ご主人様曰く、
「日記やコラムに、初でーと内容は一切書くな!」ということですね(笑)
 
ということで「姫はじめ」についてでも。
……というか、普通はそっちの方が書けないネタだよね〜(笑)
 
 

 
実は今回の待ち合わせ、私はドジ続き。
 
まず、寝坊。
呼び出しメールに気づいた夜中の3時。
私は慌ててお返事をし、待ち合わせを10時→10:30に遅らせてもらったのだけど、
そのお返事が来たのが、朝6:45。
ご主人様メールで起こされ、お返事を書き、二度寝。
そしたら……起きる予定より30分遅く目覚めた。
何の支度もしてないのに〜(涙)
「縄を1本だけもってこい」との仰せにより、縄を……
うっ、前々回の逢瀬で「面倒だ!」と、めたくたにしまわれたままになってる!
(服の上からの緊縛だったので、スピンドルは洗っていなかった)
ほか仕度をしているうちに、とんでもない時間に。
慌てて家を出ようとしたら来客。振り切って自転車飛ばして、駅へ。
電車から到着予定時刻メール送信。
と、ご主人様から待ち合わせ駅変更の連絡。
ひとつ手前だけど、私の乗り換え予定の駅からは離れる。
慌てて予定とは違う駅で乗換。
電車が待ち合わせ駅ホームに入るころ、ご主人様から電話。
「××の店、わかるか? そこに来い」
 
その店は知ってる。
でもね、私、A駅からB駅へ歩く途中でその店を見るのだ。
B駅ロータリーからは道が放射線状にいくつかあって、すごーく分かりづらい。
で、こっち! と思う方向に歩き始めたけど、どうも道が違う……。
ご主人様から電話
「今どこにいる」
「あのね、向かってるんだけど……確実に道が違うと思うの〜(半笑いで喋る)」
その後何度もやりとりして、一本隣の道に入ってたことが分かったけど〜。
迷子には慣れてる私は、焦りつつも自分が可笑しくてしょうがない。ご主人様は呆れてた。
結局お会いできたのは、11:20頃。
 
「どうしてここで迷うんだ? 何度も一緒に通った道だろ?」と言わんばかりの
あきれ顔で立ってるご主人様に駆け寄り、
「ごめんなさい! でも幾多の困難を乗り越え、私はご主人様に会いに来ました!
 それに良かったでしょ、新年早々『方向音痴の真髄を見た!』って感じで」と、笑顔。
なんでオマエは、こんなに遅れてきてポジティブなんだよ……という苦笑をされてた。
 
……ご主人様、方向音痴をナメちゃいけません(笑)
 
そこで更にポジティブな発言。
「ご主人様の早朝メールで二度寝して遅刻しましたが、
 ラブホについては、今回更に調査を重ねてきました!」
ご主人様、さらに苦笑。
でもそれが今回は「前回より安くて良い部屋に入れた」きっかけとなったのだけどね。
 
今回のお部屋は、相変わらず狭いけど、なかなか。バスルームもちゃんとしてたし。
料金も、休憩(たぶん三時間)時間と、サービスタイムに別れている。
つまり、休憩を越えても、サービスタイムの範囲であれば追加200円の支払いで済むのである。
なかなかじゃん(笑)
 
でも難点が。
(1)アメニティグッズに、化粧水・乳液がない!(他は揃ってるのに〜)
(2)玄関扉(ちゃちな扉)から、すぐ室内。防音が……
 
 
部屋は間接照明のみで、少し薄暗い。
でも昼間はノープロブレム。
窓がある。窓のところに木の扉がついているんだけど、コレが開くのである(笑)
つまり、窓から明かりが採れるのだ。そして、その窓が開く(下は道)。
さすがにHの最中は開けなかったけど〜。
 
ラブホに向かう道すがら
「今日は3つ、麻瑚が嫌がるお仕置きをする!」とか言われていた私。
実際、3つかどうかは分からないけど……いろいろと(苦笑)、それは追々。
 
 
ホテルに入り、その窓の件を確認してた私。
ご主人様と昼間の郊外ラブホに入るようになってから、薄暗い部屋は息苦しくて。
調教されてる者がいうことじゃないけど〜、薄暗い場所で陰湿にするsexはイヤなんだもん(笑)
 
「ご主人様、ほら、この扉開く〜。明るくなりますね」
と言ってると、ご主人様が私の側に来て、私のコートに手を掛ける。
ジッパーをおろし、前をはだけた。
そのまま抱かれて、唇を寄せられる。
「ご主人様、コート……掛けさせて下さい」
私の言葉を無視し、そのままキスに。
はだけられたコートの前からご主人様の手が差し込まれ、スカートの中をまさぐる。
私は諦め、キスの合間を縫って、コートを脱いで椅子の上に置いた。
 
それが合図になったかのように、ご主人様は上着をスカートの中からたくし出し、
キスをしたまま胸へと手を忍びよらせる。
でもそれだけ。まだコート以外、何も脱がされていない私。
「麻瑚、舐めな」
私が足許に跪くと、ご主人様はベルトをはずし、ジーンズのジッパーをおろす。
トランクスの奥に屹立したものが形を見せている。
仁王立ちのご主人様が取り出したそれに、私は顔を寄せた。
先端に口づけし、少しずつ舌先で触れる範囲を広げ、カリのクビレまで舐める。
全て舐め終わり軽くわえたところで、ご主人様が私の後頭部を押さえ、そのまま押した。
口の奥深くまで、ご主人様が入ってくる。
「ほら、舌、使え」
命令され、舌をくねらせる。
と、押さえつけていたご主人様の手が、私の頭を優しく撫で始めた。
あ、私の一番好きな瞬間。この「撫で」が、ご主人様のペニスを更に愛おしいものにさせるのだ。
そして、撫でていたはずの手が、私の側頭部を捉えた。
私は頭の動きを故意に止める。
ご主人様が私の頭を突き動かす。私の意思とは関係なく、ご主人様が口中を出入りする。
 
もういいぞと言わんばかりに、ご主人様の手が頭を離れた。
すっかりエロ側へと気持ちがシフトしてしまった私。
ご主人様からも見えることを意識し、今度は舌を出して舐めまくる。
最初キスをしたときの先端は、まだ少ししわっとしていたけど、
今やもうパンパンに張って、きれいな艶を出している。
いつも、男の人の張った亀頭ってなんでこんなに綺麗なんだろう……と感心してしまう。
その部分を舌で舐め、割れた先端を舌先で軽くつつく。もう一度、くわえ込む。
 
「麻瑚、もういいぞ。下だけ脱いで、窓に手をつけ」
「え……」
 
しぶしぶと、ご主人様の前でパンティだけを脱いだ。
服もブラもそのまま、ニーソックスもそのまま。そして、窓枠に手をつく。
 
「麻瑚、お願いは?」
「え?」
「ちゃんとお願いしな」
「……なんて?」
「『入れて下さい』だろ」
 
だってまだ、私は触れられてもいないのに。
胸だってブラの上から少し撫でられただけ。
ヴァギナが開いてるとは思えないもん。
 
「まだ入るかどうか、自信ないです……」
ご主人様はペニスの先端で、後ろから私のヴァギナを撫でる。
「……もう濡れてるぞ(笑)」
「でも」
「ほら、腰をもっと突きだしな」
 
渋々と腰を突き出し、お尻を高めにあげると、
ご主人様が私の腰を掴み、位置をあわせる。
先端が探り出した襞の亀裂に向い、ぐっと力が込められた。
 
「んっ……!」
最初、一瞬だけ痛みが走ったけれど……直後に、気持ちよさで背中がのけぞる自分を感じる。
どうしてなんだろう。
前のパートナーとは、こんな早急な展開で入れられたら
痛いばかりで気持ちよくなんて無かったのに。
ご主人様とはキスをして数分以内に挿入されても、私は声を上げてよがってしまうのだ。
ご主人様もそれを分かっているから、最近、初回はわざと早い展開で挿入まで導く。
でも、ご主人様もそれで興奮されている様子なのだけど。
 
「ほら、入ったじゃないか。麻瑚、お礼は?」
「あ……ん、……お、れい?」
「『入れて下さって、ありがとうございます』だろ?」
「麻瑚に……いれてくださって……ありがとうござ……います」
「どこに?」
「私の、おまんこに……」
「何を?」
「ご主人様の、おチンチンを……あ!」
ご主人様は軽く笑うと、一気に抽出のスピードを上げる。
 
ほどなくして、ご主人様が私から離れた。
「麻瑚、こっちきて舐めな」
ベッドに腰掛けるご主人様からコンドームをはずし、一気にくわえ込む。
ゆっくりと上下に顔を動かしていると、「麻瑚、もっと早く動きな」と、命令が。
え、ということは……
 
十秒くらいかな? 一定スピードを保ちつつ早く顔を動かしていると、ペニスが一段と硬くなった。
あ……もうだめ(涙)
 
中途半端にえっちにされた状態でこの硬さを感じると、
身体が疼いてしまって、もうフェラどころではなくなってしまうのだ。
そして……前のパートナーとの経験から
「もうこのまま、私がかわいがられることなく、今日のsexは終わってしまうかも」
という危惧感がこみ上げる。
 
そんな理由で、暴発直前に止められたご主人様(苦笑)
 
「ご主人様……イこうとされてますよね?」
「うん。どうした?」
「私……すごく中途半端なんです」
うるうるした目、思い詰めた表情でご主人様を見上げ、控えめにおねだりする私。
いや、これは演技でも作戦じゃなくって……本気でそうなっちゃうのね(苦笑)
ご主人様は私をじっと見下ろすと、軽く笑いながら、なおかつ優しく言って下さった。
「じゃあ、我慢してやるよ」
床に座る私を抱き上げ、ご主人様はご自分の左膝に座らせると……
 
 
長くなったので続く(笑)
 
 《 2005.01.07 5:58 記》
 





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