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2003年06月05日(木) 変な夢。




夢を見た。
昔つき合っていた人と会ってる夢。


あのときと同じように、2人で
あのときと同じように、ご飯を食べたり
あのときと同じように、図書館へ行ったり
あのときと同じように、じゃれあったり
何もかもがあのときと同じだった。



その人のことが大好きだった私は、
その人の前では、いつも笑っていた。
「ききが笑ってる顔が好き」って言ってくれたから。

その人のことが大好きだった私は、
授業中や図書館で勉強してるときに居眠りなんて絶対しなかった。
居眠りしている顔を見られるのがいやだったし、
彼の寝顔を見るのが嬉しかったし、
それに、後で「仕方ないなあ」とノートを渡すのが好きだったから。

その人のことが大好きだった私は、
電話で話すときは、いつも聞き役だった。
彼のことをたくさん知りたかったし、
自分の事を色々はなして、もし嫌われちゃったらどうしようと思ったから。

私が下手な京都弁で話そうとすると
その人は笑って
「そんなこと、しないほうがいいよ」
なんて、ちょっと変な標準語で言うのも好きだった。

夢の中でその人は、
「ききと一緒やと、ほんまに楽しいわ。
 なんか、安心すんねん。」
と、言った。
あのころの私は、その言葉を聞いてすごく嬉しかったし
「私も楽しいよ」って笑っていってたのに
夢の中の私は、
やっぱり、変わらずその人のことが大好きだったけど
「そう」と笑って答えるだけだった。
その時、その人はちょっと悲しそうな顔をして
「ずっと一緒にいような」
って言ってくれたけど
その顔を見るのが辛くて顔を背けたときに

目が覚めた。


あの頃、
その人のことが大好きで大好きでたまらなかった私は
いつか、彼と過ごすそんな毎日が苦痛になっていた。
大好きな気持ちが膨らめば膨らむほど
本当の自分が小さく小さくなっていって
いつも別の自分を演じていたから。



彼のことは、今でも大切な思い出だけど
思い出は、これ以上増えることはない。

今、私が一番安心できる場所で
私が一番誰かを幸せにして挙げられる場所で
これから思い出を作っていく。





変な夢だった。


きき MAIL

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