++ワタシノココロ++
indexコレマデコレカラ


2003年02月05日(水) 先輩。

昨日の悶々とした気持ちは全く晴れないまま。
うーん・・・

今日は、やすくんの両親と経営なんとか相談に行く予定。
本当だったら、やすくんが行くはずで
もし私が行くようになっても、付き添い感覚だったのに
休みの関係でやすくんは行けず、私が行くことに。

普段だったら、なんてことない予定変更なのに
昨日の今日だから、変にイライラする。
しかも、こんな状態でやすくん両親に会うなんて。
無理に元気で明るいいつもの私で振る舞う苦痛が頭をよぎった。

待ち合わせた時間に商工会議所に向かう。
駐車場で待っていたのは、やすくん母一人。
そのまま会場へ。
先客がまだ終わらないようで、小さな部屋に通されて待つことになった。
私とやすくん母とふたりきり。
今のところ嫁と姑の関係は悪くない。と言うより、むしろよい。
でも、やっぱり2人でいるのは緊張する。


他愛のない話をしていたら、
やすくん母がボソッと
「今日本当はおとうさん(やすくん父)が来るはずだったの。
 でも、『お前行ってこい』の一言でおしまい。
 自分でやるくせに、そう言うのは全部私に押しつけるの」
なんて言った。
ははは・・・なんて笑ったみたけど、なんかその一言を聞いたら
自分の中にたまっていた物を一気に吐き出したくなった。

私は時間がないと焦っているのに、
やすくんは相変わらずのんびりしていること。
だからって、明確なビジョンがあるのかというと何もないこと。
お店に出ることが決まっているけど、そう言う経験がないから
どこかで修行(と言うか、行儀見習い)をしてきたいと思っていること。
この先どうなっていくのかって言う、漠然とした不安。
でも、それはやすくんに話しても理解してもらえないこと。


もしかしたら、やすくん母にしてみれば
我が子の悪口ともとれる様なことを言ってしまったかもしれない。
でも、そんなことを考える余裕がないほどだった。


やすくん母は
「まったく、うちの男どもはみんな呑気なのよ」
なんて、ため息混じりに笑いながら言った。

そして、自分が嫁いできたときの話をしてくれた。
結婚前は、店には出ないで家のことさえしてくれればいいって
そう言われていたのに、
新婚旅行から帰ってきたら、お姑さんに
「やっぱり店は、若い者が出た方がいい」と言われ、
その一言で店に出ることが決まってしまったこと。
ずぶの素人なのに、お客さんは当然店のことは何でも知ってると思い
売っている商品のこととか、たくさん聞いてきたそうだ。
で、分からないと旦那(やすくん父)にきくと
「そんなのは知ってて当たり前」と
厳しいことを言われて頼る人がいなくなったこと。

「自分たちはさ、裏で色々やってるから良いのよ。
 私はいきなり一番前で接客することになったでしょう?
 だから、どうして良いか分からないんだけど、
 子どもの頃から店を見てきた人たちには、それが分からないんだよね」


なんか、ホッとした。
数十年前に、今私が感じている戸惑いを
やすくん母は感じていたんだ。


その後、経営コンサルタントという人の話を聞いたり
色々質問したりしたけど、
その話より、
今日のやすくん母との会話の方が
今の私にとっては何倍も
ためになった。





またちょっと、前に進めそうだ。


きき MAIL

投票ボタンです。↓

日記才人の投票ボタンです。↓

++優しいココロの おすそわけ++