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2003年01月23日(木) へんなてんしょん。

朝から降り始めた雪が
午後になっても止まなかった。
あたり一面が、分厚くまぶしい白に覆われた。
雪国で長いこと暮らしてきた私にとっては
当たり前の冬の景色。
仕事を終えて、ようやくアパートに着いたとき、
駐車場が真っ白で、
何だかおいしそうなくらいの雪が積もっているのが見えた。
私の車も、大きな帽子をかぶっているみたいで
このままだったら、外へ出すことはおろか乗ることもできない。

雪がたくさん降るところなら
こんなになる前に道は除雪されるし、
スノーダンプとか、自家用除雪機とかがあって
駐車場だってここまでひどいことにはならない。

そしたら。

なんか自分の意志とは違う部分で
「やらなきゃ」って強く感じて
やすくんの長靴とジャンパーと軍手と帽子を借りて
外へ出た。

降りたての雪は粉砂糖みたいに軽くて
サクッサクッとよけていくことが出来る。
自分の車の所まで進んで、とりあえずワイパーを掘り当てて立てたとき、
「自分の所だけでいいかな?」と思い始めた。

そう、私の住んでいるのは、やすくんの会社の社宅。
小さな事業所だから、住んでいる人みんなをよく知ってる。
自分の所だけよけるって言うのは、なんかばつが悪い。
おまけに、単身赴任とか独身の一人暮らしの人が中心だから
夜遅く帰ってきて、それから雪よけをすることを考えると
なんか切なくなってきてしまって。

無謀ながら、およそ15台分の駐車場の雪かきをしようと思い立った。
小さな雪よけスコップだったけど、なんかやれそうな気がした。
雪が降り止んで、だんだん雪がしまってくると
固まりのまま掘り出すことが出来る。
「まるで杏仁豆腐みたい」「これは、お客さんが喜ぶなあ」とか思いながらスコップを動かすと
なんかだんだん変な興奮状態になってきて
腰が痛くなっても、腕がはってきても
楽しくてとまらなくなってしまった。

その時の私はニット帽をかぶってたけど
きっと湯気出てたよ。
そのくらい汗だくになりながら半分雪をよけた。

途中、帰ってきた会社の人たちも一緒になって
駐車場全体の除雪が終わった。

なんか、すごくやり遂げた!って言う感じになった。







ちなみに、ここまで3時間。



腕が痛いです。力が入りません。


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