よるの読書日記
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2006年07月17日(月) 飄々    

『QED竹取伝説』<高田崇史/講談社ノベルス>
ぼさぼさ頭の飲んだくれ(私から見れば)漢方薬剤師が古代の謎に迫る
ついでに現代の殺人事件も解決する人気(たぶん)シリーズ。
今回のお題はかぐや姫。何か物足りないとか言いつつずっと読んでますが。
アレだな、ホンットに現実のミステリーが付け足しなのが
気に食わないんだな私は。結局加害者も被害者も他人だもんな。
謎を解いたところで犯人はわかるけど誰が救われるわけでなし。
むしろ被害者側の家族なんか
「そんな理由でぇぇぇぇ?!」
って感じになっちゃうし。
毎回語られる謎には目から鱗なんですが。
この際いっぺんヒロインが失踪でもやってみないか。たまには狼狽する
主人公を見てみたいぞ。


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