よるの読書日記
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『指さきの恋』<時実新子/文藝春秋> 『有夫恋』(読んだことないけど)の俳人、時実さんの エッセイ集です。何となく艶やかで恋多き女性なのかしら、 と想像していたらどうもその通りのよう。 恋多き女、この悩ましくも色っぽい称号は私からは最も 遠いところにあるものですが、こういうダイナミックな人 というのは時期とか状況に関係なく恋愛ウェーブが来た時に がんがんロマンチック街道をひた走っちゃうものらしい。
「これからもいいお友達でいたい」とか「私は人妻だから」 等のブレーキがなく 「子供も産んでオバサンだし」とか、いいわけもしない。 潔い性格でないとなかなかこうは行きません。
題名は、手が好きでやがて全部が好きになる――というような (すみません正確じゃないです)自身の句から。 女の人にとって手って重要ポイントですよねー。 私も大きくてごつごつ骨ばってて指の長い手が好き。 職業柄お客さんの手とか良く見てる筈なのですが、 いちいち反応しないのは何故?金か、金を見てるからか。
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