よるの読書日記
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2003年10月05日(日) いつもどこででも

『指さきの恋』<時実新子/文藝春秋>
『有夫恋』(読んだことないけど)の俳人、時実さんの
エッセイ集です。何となく艶やかで恋多き女性なのかしら、
と想像していたらどうもその通りのよう。
恋多き女、この悩ましくも色っぽい称号は私からは最も
遠いところにあるものですが、こういうダイナミックな人
というのは時期とか状況に関係なく恋愛ウェーブが来た時に
がんがんロマンチック街道をひた走っちゃうものらしい。

「これからもいいお友達でいたい」とか「私は人妻だから」
等のブレーキがなく
「子供も産んでオバサンだし」とか、いいわけもしない。
潔い性格でないとなかなかこうは行きません。

題名は、手が好きでやがて全部が好きになる――というような
(すみません正確じゃないです)自身の句から。
女の人にとって手って重要ポイントですよねー。
私も大きくてごつごつ骨ばってて指の長い手が好き。
職業柄お客さんの手とか良く見てる筈なのですが、
いちいち反応しないのは何故?金か、金を見てるからか。


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