『よい匂いのする一夜』西日本編<池波正太郎/平凡社>一般人でも名前を聞いたことはあるような京都の老舗から、北陸の女の人情が温かい名湯の宿まで。何となく西日本のほうが和風が多かったかな。しかしこういう本で文章に酔えればそれでいいのに、ついつい写真に紛れてる小さな宿泊案内に「げっ、一泊×万円?えぇぇ〜。」と目をむいてしまう小市民な自分が愛しくも悲しい。