よるの読書日記
DiaryINDEX|past|will
| 2003年05月31日(土) |
危険人物 取り扱い要注意 |
『王室スキャンダル騒動』<遠藤淑子/白泉社> ヨーロッパの小国で身体の弱い父王に代わって政務をとる、 変わり者でお金に目がなくて(←財政赤字だから)、 トラブルとは切っても切れない仲のエヴァンジェリン姫と そのおかげで平穏無事とは無縁の日常を送る執務官、 オーソンのお話。 無茶で乱暴で過激なお嬢さんと苦労性で真面目で説教魔の男、 という組み合わせは遠藤まんがに付き物ですが、 この作品が原点に当たるのかな。 あと、自分でも認めてるけど爆発と動物も絶対に出てくる。 執務官達にいたっては自国のお姫様をオーソンになついてて 言うことをよく聞く、とか動物扱いしている。本人は お姫様扱いと言う言葉があるのにこれは何だ!とか 怒ってますが、仕方ないだろうな〜。猛獣より手におえないもん。 でも、こういう破壊神様みたいなひと私は結構好きです。 お友達になりたいぞ。 一緒に「トウシューズに画鋲」「踊ると破けるチュチュ」 「ラケットを隠す」「密室に閉じ込めて試合欠場」 ……楽しそうじゃないか。
|