よるの読書日記
DiaryINDEXpastwill


2003年05月15日(木) 映画のロケ地は新潟県

『 連合赤軍「あさま山荘事件」 』<佐々淳行/文春文庫>
映画の原作。というか実際の事件のドキュメント。
しかも指揮に当たった本人が記した、犯罪史上においても
将来貴重な文献になるであろう作品。
読み物としても実話の重みがあって読ませます。

失態だらけだぞ長野県警。口で言ってることとやってることが
違うぞ長野県警。オチまであるのか長野県警。
と、まあ長野の警察関係者の血圧をつい心配してしまう内容が
満載です。うーん。誇り高き教育県で俄かに起こった
凶悪事件に冷静に対応しろと言うほうが難しいんだろうし、
所轄と本庁の争いって未だにヒット映画のテーマになる問題だしなぁ。
長野県側の言い分もあるとは思うのですが。
人命がかかってる事件で喧嘩してる場合か?というのは
ありますな。アメリカだと地元の保安官がFBIとちゃんと
連携してるっぽいのにねぇ。今頭に浮かんでるのは
ツイン・ピークスなんで適切かどうかはわからないけど。
あ、そう言えばこのとき長官だった後藤田さんは日本に
FBI制を導入しようって構想がある人でしたっけ。


よる |MAILHomePage