よるの読書日記
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2003年03月05日(水) 目指せ柳腰

十年前、私の将来の夢は
「着物が似合い五か国語を操るバイリンばあさんになること」
でした。今の私は
「着物を着ると民謡歌手に見え5か国語で挨拶ができる女」。
――本当に叶える気あるんでしょうか?
でも大丈夫、まだ年金貰う年になるまで四十年ある!!
それまでには絶対自己紹介までは進歩できていると思います。
着付けのほうもいつか習うつもり。同好の士がいるから
条件さえ合えばすぐにでも。

さて、勉強になるかなーと
『きものがたり』<宮尾登美子/世界文化社>を読みました。
宮尾さんと着物といえば文芸映画。
美しいヒロイン達が着たり脱いだりする着物、うっとり。
で、なくてここではご本人様の和箪笥から
想い出の品々を写真とともにご紹介。
皇后陛下に誉められた宝ずくしから質草の大島まで、
やっぱり動乱の歴史を生きてきたお方のお召し物は
そのエピソードも波乱万丈ですぅ。
勝気な女性のイメージがあった筆者ですが、
優雅に微笑むお写真は意外と柔和。
でも着物はやっぱりはっきりした色のがお好きみたい。


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