よるの読書日記
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たぶん初めて内田春菊と言う人を知ったのはテレビだと思う。 ご長男を妊娠中で、当然のごとく「父親は一緒に住んでいる人とは 違う人だけど、彼は仕方ないから二人とも面倒見ると言っている」 という話になって潔癖な少女だった私は 「なんてふしだらな人なの!」 と思いましたねぇ。そりゃそうだろう。 知らない方のために簡略に書いておくと私の知る限り その後彼女は流産、子宮外妊娠、長女出産、彼と入籍、 次女妊娠(父親は別)、家出、離婚、次女出産、次女の実父と結婚、 三女出産を御経験。濃ゆい女の人生まっしぐら。 不思議で仕方ないのですが、文章や漫画で見る限り内田さんって すごく明晰で賢い人みたい。 なのに何で恋愛に関しては同じような失敗を繰り返すんでしょうかね。
今回読んだ『悪女な奥さん』<メディアファクトリー>の 表紙は御本人(コスプレ風)。前の『やられ女の言い分』<文芸春秋>も 御本人(ヌード)。――こういうのって出版側から依頼されるのか、 本人の希望なのか、どうなんでしょうかねぇ。 内容は雑誌の読者アンケートを元に結婚と仕事についての漫画があって、 著者のコメント漫画がある形式。 結婚して、仕事もして、友達(異性も含む)とも仲良くやる、 とまぁそういう理想が描かれている本なのかな。
これはわりと古い本なので、『私達は繁殖している』シリーズ<角川文庫> のように「BF」とか「夫」とぼかさずほぼ実名で元夫の名前が出てて 怖いです。わりと誉めてた感じなのに、今やぼろくそに言うことで またネタにしている。怖い。面白いから読むけど(笑)。
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