よるの読書日記
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2002年11月20日(水) 答え

『青の炎』<貴志祐介/角川書店>
この小説の中でようやく「分数で数を割ると数字が大きくなるのは何故か」
がちゃんと言葉で説明できるようになりました。やれやれ。
確かこれって『おもひでぽろぽろ』でもあったような。
割とみんな引っかかるところなのかな。
答えは、「数字の中に何個その分数があるのかを考える」
……言われてみれば何でもないよなー。

誰にでも一人でたどり着けない答えってのはあるもんです。
主人公(こんなにも切ない殺人者)にしたってそれ以外の方法が
あったのかもしれないのにね。
そしてミステリーの命題「完全犯罪は成立するか」の答えは、
……いやはや結構教育的な本だなこれ。

でもあえて言わせてもらうと「雨に濡れながら待っていた
彼女の制服を乾燥機にかけてあげる」は間違ってると思うぞー。
上は夏だしブラウスかもしれないけど、
制服のスカートなんてあなた乾燥機かけたら
プリーツじゃなくなっちゃうじゃないのーー!?


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