よるの読書日記
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『青の炎』<貴志祐介/角川書店> この小説の中でようやく「分数で数を割ると数字が大きくなるのは何故か」 がちゃんと言葉で説明できるようになりました。やれやれ。 確かこれって『おもひでぽろぽろ』でもあったような。 割とみんな引っかかるところなのかな。 答えは、「数字の中に何個その分数があるのかを考える」 ……言われてみれば何でもないよなー。
誰にでも一人でたどり着けない答えってのはあるもんです。 主人公(こんなにも切ない殺人者)にしたってそれ以外の方法が あったのかもしれないのにね。 そしてミステリーの命題「完全犯罪は成立するか」の答えは、 ……いやはや結構教育的な本だなこれ。
でもあえて言わせてもらうと「雨に濡れながら待っていた 彼女の制服を乾燥機にかけてあげる」は間違ってると思うぞー。 上は夏だしブラウスかもしれないけど、 制服のスカートなんてあなた乾燥機かけたら プリーツじゃなくなっちゃうじゃないのーー!?
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