よるの読書日記
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2002年04月05日(金) 地獄の釜 シシ神の首

『もののけ姫はこうして生まれた。』<浦谷年良/徳間書店>
本にもなってたんですね〜。
活字の方は作者の意見・感想がうかがえると
いう点で面白かったです。
もちろんビデオはビデオで良質のドキュメンタリーだと
思いますが、いかんせん詰め込める情報量に
限りがあるじゃない。「宮崎監督の貧乏ゆすり」
と書くなら10文字ですむけど。その辺のこぼれ話も
貴重で楽しかったです。

宮崎さんの次男のお話とか映像ではカットされてた気がするなぁ。
長男が美術館の館長さんなのは有名だけど。
それにビデオで見逃していたのかもしれないけど、
監督がシシ神の森にトトロがいない、って真剣に悩んでる話は
興味深かった。結局、最後に出てくるコダマが成長して
トトロになる、と御自分を納得させていたとか。
確かにちょっと似てますね。白いところとか。小トトロと。

トトロと言えば私映画館で買ったレターセットまだ
持ってますよ、と書こうとして探したらないんだなこれが。
大事に大事に引き出しの奥に入れて置いた筈なんですがね。
考えてみたら成人してから触った覚えがないぞ。
い、いつからないんだろう。ああショック。
今の今まで気にしてなかったとしても、
所有していると言う意識があるのとないのとでは
こんなに違うのですね…古女房に捨てられた旦那ってこんな感じ?

浦谷氏はプロデューサー鈴木氏と同年代だそうです。
彼らにはまだ田中裕子が若手女優扱いなのね……。
年齢って相対評価なのか。


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