よるの読書日記
DiaryINDEX|past|will
| 2002年03月25日(月) |
人は意外と変わらない。 |
『ノストラダムスと王妃』上<藤本ひとみ/集英社文庫> 預言者と言えばこの人、ノストラダムスとその庇護者として 著名なカトリーヌ・ドゥ・メディシスの物語です。 私はどうしてもカトリーヌに感情移入してしまうので、 王妃の物語という感じがしましたが。 旦那が20年も20も年上の女に夢中って…どうよ? どんな手を使ってたんだ、ディアヌ。 愛人ってことは誰より接触する筈なのに。 明かりを消せば皺は見えないかもしれないけど、 肌のハリがなくなるのは確実にわかると思うけど。 その人だけ触るなら気づかないかもしれないけれど、 お義理でも子孫繁栄のためでも、若い妻にも お触りしてたらわかるだろアンリ二世。 サユリストは一生サユリストってこと? 愛か、愛なのか!? と思ってたら最期に大どんでん返しが。 でもマザコンも一応愛か……。
それからメアリ・スチュアートはやっぱりメアリだった(笑)。 私の乏しい知識の中の彼女はスコットランド女王、 つまりフランスから出戻ってきてるメアリですが どうも男にだらしないし政治的に甘っちょろいし(普通自分を 快く思ってないエリザベス一世の所に逃げ込むか?) イメージとして好きになれない人だったのですが、 フランス国皇太子妃の頃から変わってなかったのね。 妙に納得してしまった。
|