よるの読書日記
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『クレオパトラの葬送』<田中芳樹/講談社ノベルス> 読者泣かせのこのシリーズがまた帰ってきました。 経過をざっと語らせてもらうと、1996年に文庫書き下ろしで 『摩天楼』が出まして。それがノベルスに移って、 書き下ろし短編がおまけについて刊行。 1998年二作目『東京ナイトメア』が出て、 次は2000年、『巴里・妖都変』がカッパノベルスから初登場。 音は似てますが講談社と光文社じゃ全然違う。 つーかこれ、作家五十音順じゃなく出版社別だと 出てても気付けないのよ! で、四冊目です。今度は講談社から。作者と(当たり前) イラスト(垣野内成美)はだけは一貫してますな。
美人で大金持ちで東大卒の警察キャリア官僚、 性格の悪さはドラキュラもよけて通る薬師寺涼子警視と 善良なるそのお傅り役、泉田警部補の活躍するシリーズ四冊目です。 一冊目――おんぶ。二冊目――椅子(レオタード着用時)。 三冊目――お姫様抱っこ。四冊目――肩車。 田中さん…脚フェチ? そう言えばどこかの誰かが北条司の描く女性の一番魅力的な所は あのピンと張った太ももだとか書いてたな。 うーん、女性にはわかりにくい感覚だ。
ついでに、わっかりにくい遠まわしな愛情表現も 微妙に増加してきてます。ここまでしても気付かないか泉田!と、 思わんでもありませんが。でも、悪口の回数は減ってきてる気がしますな。 前はもっと料理できないとかちまちま言ってたけど。 最近はホントこの人性格も口も悪いんだから しょうがないなぁぼくがついてなきゃ、という雰囲気になっている。 続編はいつかなぁ。今のペースで行くと2年後位か?
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