よるの読書日記
DiaryINDEX|past|will
| 2002年02月25日(月) |
mind's darkness |
『夜ごとの闇の奥底で』<小池真理子/新潮社文庫> タイトルにつられて衝動買い。私にしては珍しいことなのですが。 妹が誤って恋人を殺害。その凶器を隠すためにでかけた山中で 事故にあった男を助けたのは、亜美という名の若い娘だった。 しかし、彼女には一見物静かな悩める父親がいた…。 山荘とかって小説やミステリーマンガの中では事件が 起きないことがないですな。 でもそれをぐいぐい読ませるあたりがさすが直木賞作家。 淡々としてるお父さんがおっかない。 親子、兄妹の愛憎というのはどうにもならないところがありますね。 私は姉妹仲がメチャメチャ悪いのですが、 でも一方で向こうがもし他人に傷つけられたら 死ぬほど相手を憎むと思う。――何ででしょう?
|