よるの読書日記
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2001年12月10日(月) 亀の甲より鬼の業

『忌みしものの挽歌』
『炎華の断章』<霜島ケイ/小学館パレット文庫>
迫り来る危機、追い詰められた二人の鬼、
そして自分の定められた立場に苦悶する三吾。
どシリアスな展開になるかと思いきや。
あーあ、千年馬鹿には敵いません(笑)。
ここまで大変な事態をコメディにする酒呑童子って何者?(答:鬼)
荒れて暴れて決断した苦渋の選択を易々と弾き飛ばされてしまった
三吾、哀れ……そう言う星の下に生まれてしまったってことか。

作者の気が向いたのかようやく予定の出番が来たのか、
成樹がちょこちょこ顔を出してきてますね。
そういえばごく最初って彼がメインキャラって感じだったような。
でも鬼を飼ってて血のつながらない妹と恋愛してる美少年と、
平安生まれの元人間じゃキャラ立ち勝負にはならんだろう。

しかし鬼って大変そう。
千年分の記憶なんて想像だに頭重いぞ。
おまけに不老不死ってのも長らくやってると飽きそうだよねぇ。
どうでもいいですが遅老遺伝子を持つ私も最近飽きてきたもん。
印象や雰囲気が変わったね、と知人に言われることが続き一人
悦に入っていたのですが、先日前髪を切ったら
これが笑っちゃうほど幼い容姿に戻ってしまいました(--;)。
何だ髪型マジックだったのか。
ついでにこの間知り合った補導委員さんにほがらかに18歳未満と
勘違いされてしまいました。最初冗談かと思ったが……。


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