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| 2001年11月04日(日) | 女は強し、されど母はもっと強し |
『陋巷に在り』７巻<酒見賢一／新潮社>です。
濃い新キャラのおかげでますます頼りなく感じる顔君。しっかりせえや…。
五六も術に捉われっぱなしだし、なんだか男性陣はぱっとしませんな。
それに５巻前後から「もし顔回が夭死しなければ、」みたいな書き方が
ちらっちらと出てくるんですが。こう言うの、何故だか
『銀河英雄伝説』<田中芳樹／徳間ノベルズ>のヤン・ウェンリーを
連想しちゃって不吉。作中で逝っちゃうんでしょうか。嫌だなぁ。
それにしても男性陣を手玉に取る子蓉恐るべし。歩く人畜有害。
その子蓉に苦しめられてはいますが�茲�何とか頑張れているのも
人並みはずれて強靭な生命力を持っているからだそう。
女の強いお話ですな。まぁ平均寿命の違いは
生命エネルギーの違いですから（笑）。
俗に「母は強し」と言いますが、
あれはやっぱり鍛えられるからだそうです。
なるほど、確かに産みたてのほやほやで３ｋｇの生命体が、
１年で人の体液を貪って１０ｋｇにまで成長するのを
毎日抱きあげて食わせたり寝かせたりあやしたりするわけで。
―――それはもう麻を日々飛び越える忍びの者のように、
自然と強くなるプログラムなのです。ひえー。
