よるの読書日記
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| 2001年10月31日(水) |
自国の常識は外国の非常識 |
「日米開戦 下」< トム・クランシー/新潮文庫> 原題 “Debt of Horner” とは「賭博の借金」(法律上 返済義務はないけど道義上返すべき借り)って意味らしいです。 ここまで聞いてもよくわからん…曲解していいなら 「この恨み、晴らさでおくものか。倍にして返すぜ!」ってこと?
やはりすごい日本通でいらっしゃいます。 あーあ、時刻表ミステリーの話まで出てきちゃったよ。 アメリカの方にとってはまず時刻表通りに電車が 運行してること自体がアンビリバボーでアメージングなこと みたいな口ぶりでしたが。でも、ソウルの地下鉄は きちんとしてたよ。時刻どおりだったかは覚えてないけど。 アメリカ人が自社製品に欠陥が出ても絶対謝罪しないって 感覚もやはり相容れないものを感じます…。
さて、話題のエンディングは戦闘で自衛隊員の家族を失った 日航機のパイロットがジャンボ機で単身米国の国会議事堂に 突っ込むというもの。大統領、閣僚らの大半が死亡し 副大統領の主人公が急遽大統領職に就きます。
さて、ちょっとおもしろかったのがシークレットサービスが コードネームで要人を呼ぶこと。歴戦の勇者である主人公は 「剣士」、眼外科医のその妻は「外科医(←まんまや)」、 落下傘部隊にいた大統領は「ジャンパー」 よるだったらなんだろう、“Bookworm”だったら嬉しいな。
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