よるの読書日記
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マイブーム続行中でそのものズバリ「幕末」<文春文庫>と 「司馬遼太郎の日本史探訪」<角川文庫>。 ――って言うより司馬遼さんブームです。 歴史小説家って正しい史実を踏まえた上で文章構成力が伴ってないと 辛いので他の分野に比べると冒険できない。あと、好き嫌いも合わないと辛い。 永井路子なんか平安以降はいいとして古代史になると「持統サマ」だもん。 大政治家かもしれんけど私のイメージでは大津皇子とか押しのけてまで自分の子 皇位につけようとした結構なママゴンなんですが。 あげく息子に先立たれて孫が育つまで頑張る羽目になるという…。
おっと。ここで言いたいのは 「司馬さんは、大村益次郎が(たぶん)大好きだ!」 私の既読作品なんて多数の著書の中のごく一部ですが、 「鬼謀の人」<「人斬り以蔵」収録/新潮文庫> 「花神」<全3巻/新潮文庫>に続いて「日本史探訪」にも登場。 ――そんなに有名な人か?
見てみたら私が持ってる古い日本史用語集では12社の高校教科書に 掲載されています。習った覚えないけど。もっとも、 あの土方歳三で(←「探訪」に写真有り。これが目鼻立ちくっきりでかなり いい男。あの時代でオールバック似合うなんてただ者じゃない。) 1社だから、「歴史ファンの知名度」としては全然参考になりませんが…。
それにしても幕末明治にかけては有象無象、人が山ほど登場した時代です。 出てきては死ぬ死ぬ殺しあう。「人斬り」の異名持つ人、多すぎ。 危なっかしい世界だな〜。しかし主義とか信教のために人を殺すのって、 今も昔も変わらないんですかねー。むしろ細菌ばら撒いて 無関係の人巻き込む現代のほうがヤバイ? ああもう新世紀早々ナニやってるんでしょう私達。 歴史からなーんにも学んでない気がするぞ!
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